浜松医進会塾長/浜松医科大学医学部医学科4年
東海中学・高校学校を卒業。1年間の浪人生活を経て浜松医科大学へ入学。高校卒業時は学年最下層の成績だったが、1年間の猛勉強の末に医学部へ進学した。
こうした自身の経験をもとに、2023年に浜松医進会を立ち上げ。
医学部受験を考えたとき、偏差値の高さとともに、「お金」のことが頭に浮かぶのではないでしょうか。
「医学部は学費が高い…」
「受験の前に予備校代が高すぎる…」
「できるだけ費用を抑えて受験をしたい」
このような不安がある方に向けて、この記事では、予備校代から受験費用まで徹底的に解説し、費用を抑えるコツも紹介していきます。
気になる方はぜひ読んでみてください。
目次
医学部受験にかかる費用!受験する上で欠かせない4つのお金を解説!
ここからは医学部受験にかかる費用を解説していきます。受験する上で欠かせない費用は以下の4つに分けられます。
- 受験料
- 納付金
- 交通費・宿泊費
- 予備校費
医学部なのに学費が安い!国公立医学部の場合
国公立の医学部の場合、医学部でも学費が安いです。後で説明する「入学金」や「納付金」も私立医学部に比べると、非常に安くなっています。国公立大学の授業料は学部によらず年間約54万円となっています。また、医学部は卒業までに6年間かかるとして、6年間で約324万円です。この後解説する私立医学部の学費に比べると、大変安くなっています。
受験料
国公立の医学部受験の場合、大学入学共通テストと大学ごとの二次試験を受ける必要があります。大学入試共通テストは3教科以上(医学部では5教科7科目の受験が必須)で18,000円、二次試験の受験料は一律で17,000円になっています。
なので、国公立大学の受験費用は合計で35,000円です。
また、国公立大学は前期・後期の2つの試験日程があります。後期日程も受験する場合だと、さらに17,000円必要になってきます。
補足として、大学入試共通テストの成績を通知を希望する場合には800円必要です。成績の通知は、受験がひと段落してからですが、もしかしたらまたもう一年勉強して医学部を目指すとなると、現時点でどれだけ大学入試共通テストで成績を残せたか、ということが大事になってきます。自己採点もしつつも、自分が本番でどれだけ成績を残せたかを確かめたい方は、通知を希望することをおすすめします。
納付金
納付金とは初年度に大学に払う納付金のことです。納付金の内訳は入学金・前期の授業料・施設設備費・実験実習費・諸会費などです。大学に入ってから、もっとも支払う金額が高く、余裕を持って準備をしておかなければいけません。
国立の医学部の場合、初年度納付金は、約82万円です。そのなかで、入学金が約28万円、授業料が約54万円です。すべての大学が一律の初年度納付金の額とは限らないので、きちんと募集要項やホームページなどで確認しておきましょう。最近は初年度納付金を値上げする大学もあり、さらに金額をチェックしておかなければいけません。
公立大学の医学部の場合は、通う人の居住地によって初年度納付金の額が変わります。大学と同じ都道府県内や市内に住んでいると、初年度納付金が安くなるように設定されています。「お金があまりないけれど、医学部に行きたい…!」という受験生の方は初年度納付金が安くなる公立大学を探すことをお勧めします。
6年間で平均3200万円!? 私立医学部の場合
私立の医学部の場合、国公立の医学部よりも非常に学費が高いのが特徴です。その額、6年間で平均約3,200万円になります。しかし、大学によってもかなり学費が違ってくるので、自分の希望する大学の学費を事前に確認するのが良いでしょう。一番安い大学で、6年間で約1,800万円になり、一番高額な大学では6年間で約4,700万円になっています。経済的に私立の医学部に行けない、という方は国公立の医学部を目指しましょう。
受験料
私立の医学部の受験料は、国公立の医学部受験に比べてかなり高くなっています。私立の医学部受験料はおおよそ60,000円くらいです。また、私立の医学部受験でも大学入試共通テストを利用できる大学もあります。その場合は25,000~60,000円の受験料が必要になってきます。私立の医学部受験に大学入試共通テストを利用する際、行きたい大学の受験料がいくらかを調べて把握しておく必要があります。
そして、国公立の医学部を狙っていても、滑り止めとして私立の医学部を受験する場合もあります。その際に、受験料が合計でいくらかかるのかをあらかじめ計算しておきましょう
納付金
私立大学の医学部の初年度納付金は、大学によってまったく異なります。100万円〜200万円と大学によって大きく異なるため、事前にその大学の募集要項やホームページなどをチェックしておくべきです。
また、私立の医学部は国公立医学部の滑り止めになる場合もあります。しかし、滑り止めの場合でも私立の医学部に合格したら初年度納付金を払わなければいけません。国公立医学部の受験よりも私立大学の医学部のほうが受験日が早く、合否の発表も早いからです。もし、滑り止めの私立大学の医学部に合格して、国公立医学部の受験に臨む場合、保険として初年度納付金を私立大学に払わなければならないのです。
そして初年度納付金は一度納付しても返ってくるものもありますが、入学金は返ってきません。入学金は保険であると思うといいでしょう。そのため、試験が早い私立大学の医学部の併願先は、きちんと募集要項やホームページで調べて、慎重に決めるようにすることが大切です。
卒業までにかかる費用 | ||
---|---|---|
国公立医学部 | 私立医学部 | |
受験料 | (共通テスト+二次試験)35,000円 | 平均6万円 |
入学金 | 約28万円 | 20万~200万円 |
初年度納付金 | 約54万円 | 290万~1,200万円 |
6年間総額 | 約350万円 | 1,850万~4,736万円 |
※諸経費・教科書代等は除く |
引用1:2022年度 私立大学学費ランキング|医学部受験ラボ
引用2:受験に費用はどれくらいかかるか|河合塾
遠方の受験で見過ごせない!交通費・宿泊費について
交通費・宿泊費に関しては、受験する大学の場所・数や受験生の居住地で異なってきます。受験生の家から近い大学ですと、電車やバスで行けますが、そのような大学はあまり多くありません。なので、新幹線や飛行機に乗って移動し、受験をする方もたくさんいらっしゃるでしょう。新幹線や飛行機を使うのであれば交通費も必要です。
また、それに伴い宿泊費も発生します。しかし、受験生の体に負担がかかると受験本番で最高のパフォーマンスを発揮することができなくなってしまいます。なので、ここでお金を切り詰めて受験生の体の負担を大きくするのは良くありません。新幹線でも早割や学割を利用したら安く行ける場合があります。また、旅行社で出しているパッケージプランも交通費と宿泊代がセットになっていてお得です。受験本番で良いパフォーマンスを発揮するためにも受験生の体への負担と価格とのバランスを見極めて、交通費・宿泊費のことを考えましょう。
受験生によって千差万別!予備校費について
大学を受験する際に予備校に通うことが当たり前の時代になって来ました。特に医学部現役合格というのは、学校の勉強だけでは簡単にできるものはありません。大学受験の中でも、医学部受験は「受験の最高峰」とも言われます。それだけ、医学部受験で合格を勝ち取ることは難しいのです。また、現役で医学部に合格する方もいますが、浪人で合格する方もいます。ここでは現役生の方と浪人生の方のパターンや予備校費を見て、違いを解説していきます。
現役生の場合
医学部受験で、現役で合格する人は合格者の約40%だと言われています。その40%のうちのひとりになるためにも、予備校に通うことをオススメします。
特に、医学部受験専門の予備校です。医学部受験専門の予備校でもさまざまな種類があります。個別指導か・集団指導か、国公立コースか・私立コースか、といったものがあり、自分に合ったものを選ぶ必要があります。
また予備校の費用面としては、個別指導が入学金3万〜5万円、授業料が100万〜600万円、集団指導は入学金が3万〜30万円、授業料が50万〜300万円と千差万別です。そして、かなり費用が高いので、それを無駄にしないためにも先述したように自分に合った医学部受験専門の予備校を選びましょう。
浪人生の場合
医学部合格者のうち、浪人生は60%だと言われています。また、多浪をして合格した方も25%ほど存在し、医学部受験がいかに難しいかということをまざまざと見せつけられます。予備校についても、現役生と同様に医学部受験専門の予備校をオススメします。
費用は現役生よりもかなりアップします。個別指導の場合だと、入学金が5万〜15万円・授業料が150万〜700万円。集団指導は入学金が5万〜30万円・授業料が100万〜500万円といった具合です。また、予備校の寮を利用するのであれば、その値段も予備校代に入ります。その場合は、一般的に200万円〜300万円です。
もっと安く受験したい!!費用を抑える3つのコツを紹介!
先述したように、予備校に通うとなるとかなり費用がかかることがわかりました。ここからは、予備校の費用を安くするコツを説明していきます。まず1つ目が特待制度を活用すること、2つ目が受験校を絞ること、3つ目がオンライン指導や現役医学生を講師につけて、コスパ良く受験勉強することです。このあたりに焦点を当てていきます。
特待制度を活用する
受験費用を抑えるコツの1つ目は特待制度を利用することです。
医学部受験専門の予備校では、特待生制度があることは少なくありません。この制度を利用して、予備校の費用を安くしましょう。「どうやったら特待生になれるの?」という疑問があるかもしれませんが、予備校によってさまざまです。特待生になる試験を実施しているところもありますし、模試で良い成績を残したら特待生になれるところもあります。
ひとつ言えることは、学力において優れている人が特待制度を利用できるということです。学力が優れている人は予備校にとっても「良い入試結果を残してくれそうな人」と認識されるので、重宝されやすいです。特待制度を狙っている方は、まずは学力向上に努めましょう。
受験校を絞る
受験費用を抑えるコツの2つ目は受験校を絞ることです。
医学部の受験料は国公立なら35,000円、私立であれば平均60,000円です。受験校が多くなればなるほど、出費もかさみ、予備校での勉強も大変になってしまいます。しかし、安易に受験校を絞ってしまうと「もしかしたらこの大学は合格するかもしれなかった…」という後悔が生まれますが、ここは戦略的にどの大学に行きたいのかを考えましょう。また、大学ごとに出題傾向は大きく変わってきます。受験校を絞ることで、自分が合格するために必要な勉強内容がわかり、徹底的に対策することができます。
オンライン指導や現役医学生を講師につけて、コスパよく受験勉強する
受験費用を抑えるコツの3つ目がオンライン指導や現役医学生を講師につけて、コスパ良く受験勉強することです。
まずはオンライン指導のメリットとしては、交通費がかからないということが言えます。やはり校舎がある予備校だと、電車やバスで通うことになり、交通費がかさんできますが、オンライン指導ではそういったことはありません。
また、オンライン指導のほうが校舎がある予備校よりも授業料が低くなっています。もちろんどんな予備校かということで変わって来ますが、相場としてはオンライン指導のほうが安いです。
また現役医学生を講師につけることによって実際に医学部受験を乗り越えてきた人の意見を直接取り入れることができます。
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まとめ
この記事では医学部受験にかかるお金のこと、予備校代から受験料まで、必要な費用を徹底解説してきました。疑問点は解決したでしょうか。やはり医学部受験をするとなると、かなりの費用がかかります。しかし、どうせなら費用を抑えてコスパ良く合格を勝ち取りたいですよね。そのために、予備校代でどれくらいかかるか。受験料でどれくらいかかるかを把握しておくことが大切です。そうすることで、どこを切り詰めたらいいのかが自ずとわかってきます。この記事を読んで参考になれば幸いです。
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それでは、また次の受験コラムでお会いしましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!