偏差値が低い医学部10選|穴場の医学部の特徴や注意点を徹底解説!

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浜松医進会塾長/浜松医科大学医学部医学科5年

東海中学・高校学校を卒業。1年間の浪人生活を経て浜松医科大学へ入学。高校卒業時は学年最下層の成績だったが、1年間の猛勉強の末に医学部へ進学した。

こうした自身の経験をもとに、2023年に浜松医進会を立ち上げ。

医学部受験の受験を考えている方にとって志望する大学の偏差値はとても気になるポイントではないでしょうか? 「偏差値が低い医学部ってどこ?」 「偏差値が低い医学部って簡単に入れるの?」 このような疑問を抱えている受験生に向けて、本記事では、偏差値が低めの医学部をランキング形式で紹介します。また、その中でも特におすすめの大学について、特徴や注意点を交えて解説していきます。

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▼全国の医学部の偏差値について総合的に知りたい方はこちら

医学部の偏差値はどれくらい?国公立・私立それぞれランキングで解説!偏差値の低い簡単な医学部は存在する?

偏差値が低い医学部ってどこ?ランキングで紹介!

偏差値が低い医学部をランキング形式で紹介していきます。最新の偏差値データを基に、上位10校をリストアップしました。

偏差値が低い私立大学医学部ランキングTop10

まずは私立大学医学部を偏差値が低い順に10校紹介します。

順位 大学名 偏差値
1

川崎医科大学

61

2

東京女子医科大学

62

3

福岡大学

63

4

聖マリアンナ医科大

64

4

愛知医科大学

64

4

埼玉医科大学

64

4

岩手医科大学

64

4

獨協大学

64

4

北里大学

64

10

久留米大学

65

※偏差値は河合塾(2024年と2025年参考)とベネッセ(2025年)の平均より算出

【私立大学医学部編】入りやすい大学は?5つの大学を紹介!

上記のランキングと大学の傾向をもとに、入りやすい大学を5つ紹介します。

川崎医科大学

場所

岡山県

偏差値(河合塾)

60

偏差値(ベネッセ)

65

倍率(2024年)

24.5

倍率(2023年)

25.6

倍率(2023年)

19.1

  最低点 満点 得点率
一次合格最低点(2024年)

397

350

113.4

一次合格最低点(2023年)

427

350

122.0

一次合格最低点(2022年)

387

350

110.6

学費

47,400,000円

川崎医科大学の一次試験では「数学」「英語」「理科(2科目選択)」「小論文」の4つが課されます。一次合格最低点の推移は過去3年間で58.9〜63.9%です。試験問題の難易度としては平均的な問題が多いですが、問題を素早く正確に解き、制限時間内に解くべき問題とそうでない問題の判断する力が必要です。

東京女子医科大学

場所

東京都

偏差値(河合塾)

60

偏差値(ベネッセ)

67

倍率(2024年)

8.6

倍率(2023年)

7.3

倍率(2023年)

7.3

  最低点 満点 得点率
一次合格最低点(2024年)

211

315

67.0

一次合格最低点(2023年)

195

315

61.9

一次合格最低点(2022年)

185

315

58.7

学費

46,214,000円

東京女子医科大学の一次選抜では、「数学」「英語」「理科(2科目)」「適性試験・小論文」が課されます。配点は数学と英語がそれぞれ100点、理科2科目で200点です。なお、適性試験・小論文については二次試験の合否判定材料として活用されます。2021年度の学費改定により志願者数が大幅に減少し、合格ラインも例年より低くなっています。試験問題の基本的に標準レベルの問題が中心ですが数学と物理では難易度の高い問題も一部出題されるため、時間配分を考えた問題選択が合否を分けるポイントとなります。

福岡大学医学部

場所

福岡県

偏差値(河合塾)

62.5

偏差値(ベネッセ)

67

倍率(2024年)

13.1

倍率(2023年)

12.7

倍率(2023年)

10.5

  最低点 満点 得点率
一次合格最低点(2024年)

269

400

67.3

一次合格最低点(2023年)

250

400

62.5

一次合格最低点(2022年)

246

400

61.5

学費

37,738,260円

福岡大学の一次試験では、「数学」「英語」「理科(2科目)」「小論文」が課されます。小論文は一次試験の合否判定には含まれず、二次試験の判定材料として活用されます。二次試験では集団討論形式の面接試験が実施されます。試験問題は入試の標準レベルの問題が中心となっています基本的な問題を素早く正確に解きながら、時間内で効率的に得点を重ねていくかが合格のカギです。

久留米大学医学部

場所 福岡県
偏差値(河合塾) 62.5
偏差値(ベネッセ) 67
倍率(2024年) 7.8
倍率(2023年) 7.2
倍率(2023年) 9.4
  最低点 満点 得点率
一次合格最低点(2024年)

323

500

64.6

一次合格最低点(2023年)

319

500

63.8

一次合格最低点(2022年)

321

500

64.2

学費

36,378,000円

久留米大学の一次試験では「数学(100点)」「英語(100点)」「理科2科目(200点)」が課されます。二次試験では小論文と面接がそれぞれ50点ずつで実施されます。試験問題は入試の標準レベルの問題が中心となっており、基本問題を着実に解きながら、限られた時間内で得点の最大化を目指すことが合格のカギとなります。

兵庫医科大学

場所

兵庫県

偏差値(河合塾)

62.5

偏差値(ベネッセ)

67

倍率(2024年)

10.2

倍率(2023年)

8.8

倍率(2023年)

6.8

  最低点 満点 得点率
一次合格最低点(2024年)

397

650 61.1
一次合格最低点(2023年)

427

650 65.7
一次合格最低点(2022年)

387

650 59.5
学費

37,000,000円

兵庫医科大学の一般選抜Aは、一次試験において「数学」「英語」「理科」「小論文」が課されます。数学・英語各150点、理科2科目で200点という配点設定で、他の大学と比べて数学・英語の比重が大きいです。

小論文試験は50点が配され、60分の試験時間内で複数の課題について解答を求められます個人面接は80点が配点され、最終的な評価は調査書の内容も加味して総合的に行われます。試験問題は標準的なレベルの問題が中心となっていますが、各科目とも解答に要求される文章量が多いです。そのため、単なる知識だけでなく、受験生の思考力や判断力、表現力が試される試験です。

偏差値が低い国公立大学医学部ランキングTop10

国公立大学医学部を偏差値が低い順に10校紹介します。

順位 大学名 偏差値 共テ得点率ボーダー
1

琉球大学

65.2

80%

1

旭川医科大学

65.2

80%

3

高知大学

65.5

80%

3

福井大学

65.5

80%

3

秋田大学

65.5

80%

3

弘前大学

65.5

80%

7

福島県立医科大学

65.5

81%

7

山形大学

65.5

81%

7

香川大学

65.5

81%

7

佐賀大学

65.5

81%

※偏差値は河合塾(2025年)とベネッセ(2025年)の平均より算出

【国公立大学医学部編】入りやすい大学は?5つの大学を紹介!

琉球大学

場所

沖縄県

偏差値(河合塾)

62.5

偏差値(ベネッセ)

67

共テボーダー

80

倍率(2024年)

4.3

倍率(2023年)

5.8

倍率(2022年)

4.2

  最低点 満点 得点率
合格最低点(2024年)

1323

1700

77.8

合格最低点(2024年)

1316

1700

77.4

合格最低点(2024年)

1257

1700

73.9

琉球大学は、共通テスト1000点、個別学力試験600点、面接200点の合計1800点合否が決まります。共通テスト重視の配点が特徴的です。面接の配点が他大学と比べて高めで、点数差がつきやすい点は注目すべき特徴です。入念な準備と対策が求められます。試験問題の難易度は標準レベルが多いですが、応用問題へのアプローチが合否を分けるカギです。基礎力を固めたうえで、過去問を活用して標準問題を確実に解き、応用問題への対応力を養うことが重要です。

旭川医科大学

場所

北海道

偏差値(河合塾)

62.5

偏差値(ベネッセ)

67

共テボーダー

80

倍率(2024年)

5.4

倍率(2023年)

6.5

倍率(2022年)

3.5

  最低点 満点 得点率
合格最低点(2024年)

611.8

900

68.0

合格最低点(2024年)

626.8

900

69.6

合格最低点(2024年)

591.3

900

65.7

旭川医科大学は、共通テスト570点、個別学力試験300点、面接50点の総合評価で合否が決まります。共通テスト重視の配点が特徴的です。個別学力試験には理科が含まれず、その分、共通テストの理科の配点が他科目の2倍に設定されています。また、試験問題の特徴としては、数学は難易度が高く、英語は英文量と記述量が多いことがあげられます。共通テストの出来がかなり大きく合否に影響するため、共通テスト対策を徹底することが合格へのカギです。

福島県立医科大学

場所 福島県
偏差値(河合塾)

62.5

偏差値(ベネッセ)

67

共テボーダー

81

倍率(2024年)

8.4

倍率(2023年)

9.5

倍率(2022年)

5.2

  最低点 満点 得点率
合格最低点(2024年)

882.5

1310

67.4

合格最低点(2024年)

895.3

1310

68.3

合格最低点(2024年)

833.8

1310

63.6

福島県立医科大学は、共通テスト700点、個別学力試験600点の合計1300点と面接60点の総合評価で合否が決まります。2025年度からは共通テストに情報Ⅰ(配点50点)の追加に伴い、社会の点数は圧縮されます。試験問題の特徴としては、数学は難しい問題が多く、英語は独特な形式の論述問題があり、対策過去問を通してしっかり対策する必要があります。理科は比較的得点しやすいため、理科でしっかりと得点を取っておくことが重要です。

高知大学

場所 高知県
偏差値(河合塾) 62.5
偏差値(ベネッセ) 67
共テボーダー 80

倍率(2024年)

7.3
倍率(2023年) 5.6
倍率(2022年) 3.1
  最低点 満点 得点率
合格最低点(2024年)

1343.2

1900

70.7

合格最低点(2024年)

1327.9

1900

69.9

合格最低点(2024年)

1356.7

1900

71.4

高知大学は、共通テスト950点、個別学力試験900点、面接100点の合計1950点で合否が決まります。個別学力試験は入試標準レベルの問題が中心です。そのため、基礎力を確実に固めたうえで、標準問題を速く正確に解く練習が最重要です。難問の対策は基本的には必要ありません。

秋田大学

場所

秋田県

偏差値(河合塾)

62.5

偏差値(ベネッセ)

67

共テボーダー

80

倍率(2024年)

3.7

倍率(2023年)

3.3

倍率(2022年)

3

  最低点 満点 得点率
合格最低点(2024年)

714.8

950

75.2

合格最低点(2024年)

719.9

950

75.8

合格最低点(2024年)

732.9

950

77.1

秋田大学は、共通テスト600点、個別学力試験200点、面接200点の合計1000点で合否が決まります。共通テスト重視の配点が特徴的です。そのため、共通テストで高得点は必須で、徹底した高得点対策が必要です。個別学力試験には理科の出題はありません。しかし、共通テストの理科は他科目の2倍の配点となっています。個別試験には200点満点の面接が含まれ、他の国公立医学部と比べても配点が高いため、面接対策も万全にしておきましょう。また、前述の琉球大学と同じく合格最低点が高く、去3年間の合格者最低点の得点率75%を超えています。共通テストも個別学力試験も正確性を重視した対策がマストです。

偏差値が低い医学部の特徴は?3つの特徴を解説!

偏差値が低い大学は共通した特徴を持っています。その中でも特に注目しておきたい特徴を3つに絞って紹介していきます。偏差値が低い医学部に進学を考えている受験生はこの3つの特徴を知っておいてください。

偏差値が低い医学部の特徴①|地方にあることが多い

まず1つ目の特徴は、大学が地方に位置していることが多いということです。当然ですが、地方よりも首都圏の方が他のエリアから人が集まりやすく人気である傾向があります。そのため、首都圏に対してやや魅力の劣る地方では人気が落ちてしまう傾向にあります。

また、ネームバリューや伝統がある大学は地方よりも首都圏に集中している傾向にあるということも理由としてあげられそうですね。

偏差値が低い医学部の特徴②|私立の場合は学費が高くなる傾向がある

2つ目の特徴は、私立大学医学部では学費がかなり高くなる傾向にあるということです。前述の「【私立大学医学部編】入りやすい大学は?5つの大学を紹介!」で紹介した偏差値の低い私立大学医学部はどこも6年間の学費が4,000万ほどになっています。一番偏差値の高い慶応大学医学部は学費が2,204万円、次に偏差値の高い東京慈恵会医科大学では2,250万となっており、4,000万円と比べると差がはっきりと分かりますね。

偏差値が低い医学部の特徴③|医師国家試験の合格率が低い可能性がある

3つ目の特徴は、偏差値が低い医学部は医師国家試験の合格率が低い可能性があるということです。決して偏差値が低ければ医師国家試験の合格率が低くなっているかというとそうではないのですが、医師国家試験の合格率が上位の大学の中には、先にあげたような偏差値の低い大学は含まれていないことが多いです。

「偏差値が低い医学部なら合格も簡単」は誤解!受験する際の注意点を解説!

ここまで散々偏差値が低い医学部について様々な観点から紹介してきましたが、偏差値が低い医学部だからといって簡単に合格できるわけではありません

「よし!偏差値が低い医学部から志望校を決めよ!」

と思っているなら黄色信号です。

偏差値が低い医学部から志望大学を決める前に、3つの注意点を確認してください。

偏差値が低い医学部の注意点①|最低でも難関大学レベル合格の学力が必要

前述の偏差値ランキングでも記載があったように、どんなに偏差値が低い大学でも偏差値は60以上は必要です。これは旧帝大の理系学部や早慶の理系学部に相当します。決して簡単でないということがよく分かると思います。医学部という学部の性質上、最低でも難関大学に合格できる学力が必要になると覚えておきましょう。

偏差値が低い医学部の注意点②|倍率が変動しやすい傾向にある

「【国公立大学医学部編】入りやすい大学は?5つの大学を紹介!」で紹介している大学では隔年で倍率が大きく増減しているのがわかりますね。偏差値が低い医学部はいわゆる狙い目として他の受験生からも志望校として選ばれやすいです。また、共通テストでうまくいかなかった受験生が志望校を落として偏差値が低い医学部を選択してくる場合もあります。このように、偏差値が低い医学部(特に国公立大学)は倍率が変動しやすい傾向にあります。

偏差値が低い医学部の注意点③|偏差値と試験問題の難易度は比例しない

「偏差値が低い」=「試験問題が簡単」ではありません。大学によって問題の難易度は大きく変わります。例えば秋田大学のように合格最低点が75%を超えることがあるような大学もあれば、福島県立医科大学は秋田大学とほぼ同じ偏差値でも合格最低点が65%程度になっています。また、受験生それぞれによって得意不得意があるため、体感の難易度が人によって大きく変わるということも少なくありません。

偏差値だけでなく問題との相性も受験校選びには重要になってきますね。

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ここまで偏差値が低い医学部についてまとめてきました。

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まとめ

この記事では、偏差値が低い医学部についてランキングを基に解説していきました。受験校選びに向けて少しでもお役に立てたでしょうか?この記事をご覧になっている方には、偏差値が低いというだけで志望校を決定せずに多角的視点から志望校選びをしていただきたいと思っております。この記事が医学部の受験を考えている方にとって指針となるものであれば幸いです。

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