
浜松医進会塾長/浜松医科大学医学部医学科4年
東海中学・高校学校を卒業。1年間の浪人生活を経て浜松医科大学へ入学。高校卒業時は学年最下層の成績だったが、1年間の猛勉強の末に医学部へ進学した。
こうした自身の経験をもとに、2023年に浜松医進会を立ち上げ。
こんにちは、浜松医進会の加藤寛人です。
今回は、『医学部受験の理系科目対策におすすめな参考書3選』について解説していきます。
私自身の失敗談も踏まえながら、理系科目の点数を取りたい医学部受験生にとっておすすめな参考書を紹介していくので、理系科目の勉強に悩んでいる方は必見です!
また、各参考書の使い方も詳しく書いてあるので、今後の勉強の際の参考にしてみてください。
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目次
医学部受験の理系科目対策に必須な参考書3選
それでは、医学部受験の理系科目対策には欠かせない3冊の参考書についてお話ししていきます!
早速ですが、普段受験勉強をしていて次のような悩みを抱えた方も多いのではないでしょうか?
- 学校で配られた参考書で本当に出題範囲をカバーできるのだろうか
- 参考書が多すぎて、どれから手をつければいいのかわからない
- 合格までの最短ルートの参考書ってないのかな?など
実は、私も以前このような悩みを抱えながら色々な参考書に手を出した結果、1年目は不合格に終わってしまいました。
ですが、医学部受験に最適な参考書に絞って勉強を続けた結果、1年間でE判定からA判定になり国公立医学部の合格を勝ち取ることができました。
そして受験が終わった後、周りの現役合格した人や高得点を取った人に聞いてみると、今回紹介する参考書を使っていた人が多くいたんです。
どの参考書かというと、次の3冊になります!
- 数学のおすすめ参考書:青チャート
- 物理のおすすめ参考書:物理教室
- 化学のおすすめ参考書:化学重要問題集
それでは実際に、それぞれの参考書の使い方や良い点などを見ていきましょう。
1. 数学のおすすめ参考書:青チャート
まず1つ目に紹介したいのが、この青チャートです!
学校や塾などで1度は聞いたことがある方もいると思います。
青チャートが特に優れている点が2つありまして、
- 各例題で「指針」があり、それによって解答までの簡単な道筋が示されているので分かりやすい
- 体系的にまとまっていて、苦手分野を把握しやすい
このように、青チャートは「指針」の手がかりをもとに解放の仕組みを理解していくことができるので、数学が苦手な人でも使用しやすいと思います!
では次に、具体的な使い方について3ステップに分けて解説していきます!
- 習った範囲の例題を解く
- 解けなかった問題に付箋を貼る
- 付箋が無くなるまで何度も復習をする
1. 習った範囲の例題を解く
まず始めに、授業で習った範囲の例題を答えを見ずに解いていきます。
この時レベル3までの問題に関しては、数分考えても解法がわからなければ「指針」を読んでください。それでも分からなければ、解答を見ましょう。レベル4以上の問題は更に考える時間を増やして行ってください。
2. 解けなかった問題に付箋を貼る
このステップ2では、ステップ1の時に解答できなかった問題に付箋を貼って目印を付けてください。
この目印の付箋は、ステップ3の時に必要になります。
3. 付箋が無くなるまで何度も復習をする
最後にステップ3です!
ステップ2で解けなかった問題に付箋を貼ってもらいましたが、ステップ3ではその付箋が貼られた問題が無くなるまで繰り返し復習をしてもらいます。また、基本問題は応用問題を解く際の基盤となるので、解法を覚えてしまいましょう。
しかしここで重要なのが、応用問題はただ解法を覚えるのではなく、「どのようにすれば答えに辿り着くのか」ということを考えながら取り組んでほしいということです。
解法だけを暗記するのではなく、解答までのプロセスを理解することで、他の難問を解く時にも応用が効きます。
また、問題の演習だけでなく、解法の辞書として使ったり模試の苦手分野の復習教材としても利用すれば青チャートをより効率的に活用出来るはずです!
▼あわせて読みたい|高1から始める医学部対策!教科ごとの勉強方法を徹底解説
2. 物理のおすすめ参考書:物理教室
それでは次に、物理の参考書について紹介していきます!
物理の対策に関しては、この物理教室という河合塾から出版されている演習系の問題集がオススメです。
この参考書では、医学部受験に欠かせない問題が網羅的に掲載されていて、基礎から旧帝大レベルの問題まで講義形式でカバーしてあります。
しかし、この問題集を解く前にある程度の基礎固めは必須となるので、他の参考書で基礎力を付けてから取り組むのがいいでしょう。
また、物理教室には他の物理の参考書と比べて良い点がいくつかあって、
- 式の本質的な意味を理解することが出来る
- 図が豊富で、視覚情報が多くイメージしやすい
このように、物理教室には他の参考書とは違った良さがあるのですが、特に式の本質を理解できるというのは他の応用問題が出題された時の対応力を培ってくれます。
やはり、公式を暗記するだけでは対応できる問題には限界がありますし、実際の入試では公式の導出をさせる大学もあるので公式自体の理解を深めておくことはとても重要なんです。
さらに、物理の勉強において、その問題の現象をイメージする力というのは問題を解くためには欠かせない力です。物理教室はその点に関しても、豊富な図解によりイメージするための力を付けることが出来るので、物理を学習する受験生の方には必須の1冊です!
3. 化学のおすすめ参考書:化学重要問題集
最後に、化学の参考書を紹介していきます。
化学の対策には、数研出版から出版されているこの化学重要問題集がオススメです。
記事を読んでいるあなたも1度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
この化学重要問題集は、大学入試の化学の基礎的な力を付けるためには必須の問題集です。A問題とB問題に分かれていて、両方合わせることでほぼ全ての化学の入試問題パターンが網羅できるので、2次試験のための演習にも活用できると思います!
しかし、この化学重要問題集を進める上で注意してほしい点がいくつかあって、
- 教科書レベルの学力を付けてから取り組むこと
- 解説でよく理解できない点は他の教科書等で調べること
この2点は必ず守るようにしてください。
また、解説が浅いところが多いので教科書等を横に置きながら取り組めばより効率的に活用できると思います。扱っている問題も質の高いものばかりなので、基礎固めが出来たら迷わず始めてほしい問題集です!
まとめ
さて、本日のまとめです!
今回は、『医学部受験の理系科目対策におすすめな参考書3選』というテーマで進行してきました。
各参考書のポイントは次のようになっています!
『数学のおすすめ参考書:青チャート』
- 各例題で「指針」があり、解答までの簡単な道筋が示されているので分かりやすい
- 体系的にまとまっているので、苦手分野を把握しやすい
『物理のおすすめ参考書:物理教室』
- 式の本質的な意味を理解することが出来る
- 図が豊富で、視覚情報が多くイメージしやすい
- 式の深い理解により、他の応用問題への対応力が培うことが出来る
『化学のおすすめ参考書:化学重要問題集』
- A問題とB問題でほぼ全ての化学の入試問題パターンを網羅できる
- 質の良い問題が多く掲載されているので、2次試験対策にも使うことができる
- 実際の入試問題を軸に作られているので、基礎固めをしてから取り組む方がいい
このようになっています!
今回の記事で、医学部受験の理系科目対策に必須な参考書がはっきりしたと思うので、理系科目の勉強で悩んでいる方はぜひ今回紹介した参考書を取り組んでみてください!
今後の受験勉強の参考になれば幸いです。
▼あわせて読みたい|医学部ってなんで難しいの?国公立と私立医学部の違い
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それでは、また次の受験コラムでお会いしましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!