こんにちは、医学部専門予備校の医進会です。
東京都品川区の旗の台キャンパスに医学部を置く昭和医科大学。
2025年4月に「昭和大学」から「昭和医科大学」へと校名を変更し、医系総合大学としてのブランド強化を進めています。
一般選抜(Ⅰ期)には毎年2,000〜3,000名規模の受験生が集まる人気校で、「どの科目を、どこまで、どのように仕上げれば合格に届くのか」は多くの受験生が抱える共通の悩みではないでしょうか。
本記事では、昭和医科大学医学部「一般選抜(Ⅰ期)」の入試制度と出題傾向をもとに、合格へ直結する対策・勉強法を科目別に解説します。
合格の鍵は、英語・数学(または国語)・理科2科目の学力試験(一次)を時間内に正確に解き切る力に加え、二次で課される小論文・個人面接への備えです。
それでは、合格のポイントから順に見ていきましょう!
情報提供者:既卒・滋賀医科大学在籍(2021年度 一般前期合格)

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昭和医科大学医学部医学科「一般選抜(Ⅰ期)」合格のポイント
- 一次は英語(必須)+数学または国語(選択)+理科2科目(物理・化学・生物から選択)の計400点。二次は小論文20点+個人面接100点の計120点で、一次・二次の合計で総合判定されます。
- 一次の英語・数学(国語)・理科は、それぞれ100点ずつの均等配点。特定科目に偏らず、全科目をバランスよく仕上げることが重要です。
- 数学は数B「確率」(期待値・分散を含む)とベクトル・複素数平面・数列・微積分がコア分野。標準〜やや難で、計算量や誘導の少ない問題への対応力が問われます。
- 英語は文法・語彙・会話文の大問に加え、医系長文と抽象的・哲学的長文が出題される構成。和訳・要約など記述の比重が高く、短期対策では差がつきにくいとされています。
- 二次は面接(100点)の比重が非常に大きく、要項には「面接評価が著しく低い場合は、学力試験の成績にかかわらず不合格とすることがある」旨が明記されています。
昭和医科大学医学部「一般選抜(Ⅰ期)」の日程・募集人数・入試科目おさらい
| 日程(令和8年度) | 出願:2025年12月8日〜2026年1月22日 第1次試験:2026年2月6日 第1次合格発表:2026年2月11日 第2次試験:2026年2月14日または15日 最終合格発表:2026年2月16日 入学手続期間:2026年2月24日 |
| 募集人員 | 76名 |
| 試験内容 | 第1次:3教科(英語・数学/国語・理科2科目) 第2次:小論文・個人面接 |
| 第1次の科目と配点 | 英語:100点 数学/国語:100点 理科(2科目):200点 合計:400点 |
| 第2次の科目と配点 | 小論文:20点 個人面接:100点 合計:120点 |
| 出題範囲 | 数学:数I・数II・数III・数A・数B(「確率(期待値・分散を含む)」)・数C(ベクトル・複素数平面) 英語:コミュニケーション英語I・II・III、英語表現I・II 理科:物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2科目を選択 |
※参照元:入試情報|昭和医科大学 受験生特設サイト
一次・二次を合わせて総合的に判定され、二次では小論文と面接、とくに面接(100点)を重視した合否判定が行われます。
要項には、面接の評価が著しく低い場合は学力試験の成績が高くても不合格となる旨が明記されており、学力一辺倒では合格できない入試であることに注意が必要です。
地域枠の卒後義務(新潟県・静岡県・長野県)
昭和医科大学の一般選抜には、都道府県が実施する修学資金制度と連動した地域枠があります。
貸与額・義務年限・返還条件は都道府県ごとに異なるため、出願前に必ず各自治体の最新の要項を確認してください。以下は、本記事執筆時点で確認できた内容の概要です。
新潟県地域枠
「医師養成修学資金(重点コース:昭和医科大学『新潟県地域枠』)」として、月額30万円が卒業月まで(最大6年間)貸与されます。
卒業後2年以内に医師免許を取得し、直ちに新潟県内の臨床研修病院(原則、新潟大学医歯学総合病院または県内病院)で臨床研修を行い、その後、医師不足が深刻な「指定医療機関」で通算9年以上勤務すると、修学資金の返還債務が全額免除されます。
義務を履行できない場合は、貸与額全額に加えて年10%の利息を一括返還する必要があり、延滞時にはさらに年14.5%の延滞利息が課されます。
静岡県地域枠
「静岡県医学修学研修資金・昭和医科大学地域枠」は、令和8年度で貸与人数8名。貸与額は年間240万円(月20万円×12ヶ月)×6年間(入学年度〜卒業年度)です。
卒業後2年以内に医師免許登録を完了し、「静岡県キャリア形成プログラム」に従って県が個別指定する静岡県内の公的医療機関等で合計9年間勤務することが求められます。
この9年間の指定勤務を卒業後16年以内に完了すると、貸与額全額が返還免除されます。義務未履行時は貸与全額に加えて年10%の利息を一括返還し、返還が遅延した場合はさらに年15%の延滞利息が上乗せされます。
長野県地域枠
長野県は昭和医科大学に対し、令和8年度入学からの「長野県地域枠」2名の設置を要請しており、募集人員2名とする計画が公表されています。
長野県医学生修学資金の貸与が地域枠入学の必須要件で、貸与月額は令和8年度時点で「検討中」とされ、参考として国立大学地域枠(令和7年度は月20万円)の水準が示されています。
貸与期間の1.5倍(例:6年貸与なら9年間)に相当する期間、知事が指定する長野県内の医療機関に従事すると、原則として返還が免除されます。義務未履行の場合は、貸与額に加えて年10%の利息を返還する必要があります。
※地域枠修学資金は法的拘束力のある奨学金契約です。
返還義務・利率・義務免除条件については、必ず各自治体の要項原文を確認し、必要に応じて自治体の医師キャリア支援担当者に相談することをおすすめします。
茨城県・山梨県地域枠についても同様に修学資金制度が想定されますが、本記事執筆時点では各県の詳細な貸与額・義務年限を示す一次資料を十分に確認できておらず、未確認としています。
【教科別に対策】昭和医科大学医学部「一般選抜(Ⅰ期)」の入試傾向から対策と勉強法を解説
数学
試験時間は英語または国語と合わせて140分、配点100点。3年連続で大問4題構成・記述式(答えのみを解答欄に記入する形式が中心)です。
| 年度 | 問題構成 |
|---|---|
| 2025 | 大問1:複素数平面(共役複素数・双曲線の漸近線)
大問2:小問集合(ユークリッド互除法・整式の割り算・対数関数の領域・定積分による数列の評価) 大問3:空間図形(座標空間の四面体・回転体の体積) 大問4:確率(反復試行・確率の最大値) |
| 2024 | 大問1:数列・極限(2次方程式の解から定まる数列の一般項・漸化式)+整数(j・kの組についての総和)
大問2:空間図形(立方体の切断面の面積、tanα・tanβによる表示) 大問3:空間図形・確率的通過領域(三角形の辺上を動く点、円・球が通過する部分の面積・体積) 大問4:確率(12枚のカードから4枚を選ぶ場合の数・確率) |
| 2023 | 大問1:複素数平面(複素数zの累乗・双曲線の漸近線)
大問2:小問集合(実数の条件と不等式・指数不等式・ベクトルの大きさの範囲・対数の大小比較) 大問3:図形と方程式(放物線と直線・回転体の体積) 大問4:整数・場合の数(カードの数字の和に関する場合の数、数列的処理) |
※参照元:過去問題|昭和医科大学 受験生特設サイト
昭和医科大学の数学は、複素数平面・空間図形(四面体や立方体の切断、回転体の体積)・確率が3年連続でほぼ同じ位置(大問1・3・4付近)に配置される傾向があります。
大問2は年度により小問集合または数列・整数と入れ替わっています。
全問記述式で答えのみを書く設問が多く、誘導が比較的少ないため、自力で方針を立てる力が問われます。
1. 複素数平面と空間図形は最優先で演習する
複素数平面(絶対値・偏角・図形的操作)と空間図形(四面体・立方体の切断、回転体の体積)は、3年連続で出題されており、優先して仕上げるべき分野です。
標準的な問題集で典型処理を反復し、初見の設定でも図をかいて状況を把握する練習を重ねましょう。
2. 確率は他分野との融合・応用まで対策する
確率は3年連続で最後の大問に配置され、反復試行・場合の数・確率の最大値を問う出題が続いています。
漸化式や不等式評価と組み合わされることもあるため、確率単独で終わらせず数列・不等式分野ともつなげて演習しておくと安心です。
3. 誘導の少ない記述に対応できる計算力を養う
誘導が少なめで、答えのみを解答欄に書く形式のため、計算過程を書かずに正しい値へたどり着く精度が問われます。
過去問で「どこから手をつけるか」を自分で判断する練習をしておきましょう。
4. 140分の時間配分をあらかじめ決定しておく
140分で英語(または国語)と合わせて解くため、時間配分の設計が重要です。
過去問演習の段階で、数学に充てる時間の上限をあらかじめ決めておくことをおすすめします。
英語
試験時間は数学または国語と合わせて140分、配点100点。
3年連続で大問3題構成、①文法・語彙・語法・慣用表現(15題前後の空所補充)、②・③長文読解(内容説明・空所補充・語句整序・段落整序など)という骨格が安定しています。
| 年度 | 問題構成 |
|---|---|
| 2025 | 大問1:文法・語彙・語法・慣用表現(空所補充15問)
大問2:長文(科学哲学に関する文章/文脈適語・文法・照応表現・語法) 大問3:長文(脳内における単語の意味的分類に関する文章/段落構成・要旨の把握) |
| 2024 | 大問1:文法・語彙(空所補充15問)
大問2:長文(概日リズム=サーカディアンリズムに関する文章/段落の並べ替え・空所補充・同意表現) 大問3:著作権処理の都合により大学公式資料に本文が収録されておらず、テーマは未確認 |
| 2023 | 大問1:文法・語彙・語法・慣用表現(空所補充15問)
大問2:長文(医療現場における死の受容と医学教育に関する文章/出典:Atul Gawande Being Mortal) 大問3:長文(創造性の3類型に関する文章) |
※参照元:過去問題|昭和医科大学 受験生特設サイト
大問2・3の長文は、医療倫理や死生観(2023年度)、脳科学・認知科学(2025年度)、生物学的リズム(2024年度)など、医学・科学に関連する硬質な英文が続けて出題されています。
段落整序・空所補充・同意表現・内容説明といった設問形式が組み合わされ、記述(和訳・要約)が求められる年度もあります。
1. 大問1の文法・語彙問題を確実に得点する
大問1の文法・語彙・語法(15問)は基本〜標準レベルで、確実な得点源です。
標準的な文法問題集を一冊やり込み、取りこぼしをなくしておきましょう。
2. 医療・自然科学系の長文英文に慣れておく
大問2・3の長文は、医療・生命科学・認知科学など硬質なテーマが続いています。
日頃から医療・科学系の英文に触れ、専門的な話題でも臆せず読み進められる語彙力・背景知識を養っておくと安心です。
3. 文脈・段落の論理展開を把握する訓練をする
段落の並べ替えや空所補充は、文章全体の論理構成(具体例→抽象化、逆接、因果関係など)を把握する力が問われます。
過去問で、「どの接続表現が根拠になっているか」を意識しながら読む練習をしておきましょう。
4. 140分の中で英語の読解・記述の時間を確保する
140分で数学(または国語)と合わせて解くため、時間配分がそのまま得点に直結します。
大問1を手早く済ませ、長文の読解と記述に時間を残す配分を、過去問演習で固定しておきましょう。
物理
理科2科目で140分、1科目あたり100点。3年連続で大問3〜4題構成、力学・電磁気・波動を軸に、熱力学または原子分野が加わる構成です。
| 年度 | 問題構成 |
|---|---|
| 2025 | 大問1:波動(音源の円運動によるドップラー効果/心臓弁音・血流・超音波診断を意識した医学的出題意図が明記)
大問2:力学(単振動と接触運動) 大問3:電磁気(交流回路) 大問4:波動(薄膜による光の干渉) |
| 2024 | 大問1:熱力学(気体のサイクルと熱効率)+記述問題(水飲み鳥の原理を200字で説明)
大問2:力学(エレベーター内の滑車とばねばかり) 大問3:原子(重水素の核融合反応) 大問4:電磁気(平行極板間の電子の運動+偏向磁場) |
| 2023 | 大問1:力学(定滑車・動滑車を組み合わせた物体系)
大問2:力学(放物運動と鉛直な壁)+記述問題(バットの回転運動・無重量状態での質量測定を100字ずつで説明) 大問3:電磁気(コンデンサーを含む直流回路) 大問4:波動(ガラス平板内の全反射・光が伝わる時間) |
※参照元:過去問題|昭和医科大学 受験生特設サイト
力学・電磁気・波動はほぼ毎年出題される軸で、原子分野または熱力学がもう1題という構成が続いています。
単なる公式適用ではなく、超音波診断や水飲み鳥の原理など、身近な現象や医療機器の仕組みを物理的に説明させる記述式の設問が目立つのも特徴です。
1. 全分野に穴を作らない網羅的演習をする
力学・電磁気・波動は毎年の軸です。
加えて熱力学・原子のどちらが出ても対応できるよう、教科書レベルの知識に穴を作らないよう全範囲を反復しておきましょう。
2. 物理現象の仕組みを記述説明できる表現力をつける
「なぜそうなるのか」を100〜200字程度で説明させる記述問題が、繰り返し出題されています。
公式を覚えるだけでなく、現象の仕組みを自分の言葉で説明する練習をしておくと安心です。
3. 医療・身近な物理現象の題材に興味を持つ
超音波診断(ドップラー効果)や質量測定(無重量状態)など、医療・身近な題材に物理法則を当てはめる出題が見られます。
教科書の現象を「どう医学と関係するのか」まで考えながら学習すると、初見の設定にも対応しやすくなります。
4. 素早く立式して計算する処理能力を高める
理科2科目140分のうち、物理に割ける時間は限られています。
設定を素早く図示し、立式してから計算に入る手順を習慣化し、時間配分を過去問演習で固めておきましょう。
化学
理科2科目で140分、1科目あたり100点。
3年連続で大問4題構成、理論・無機・有機・高分子からバランスよく出題され、大問4(または3)に小問集合形式で幅広い分野の計算問題がまとまる構成が続いています。
| 年度 | 問題構成 |
|---|---|
| 2025 | 大問1:天然高分子(タンパク質の構造・α-ヘリックス・βシート・呈色反応・タンパク質含有率の計算)
大問2:有機(芳香族エステルの構造決定) 大問3:高分子(共重合体とイオン交換樹脂の計算) 大問4:理論小問集合(気体の圧力・電池・化学平衡・炭酸塩の定量) |
| 2024 | 大問1:有機(ベンゼン環をもつエステルの構造異性体・銀鏡反応・ヨードホルム反応)
大問2:有機(アルカン・アルケンの一般式・メタンの生成実験・アルケンの酸化) 大問3:理論(ダニエル電池と電気分解、複数の電解槽の計算) 大問4:理論小問集合(化学平衡・中和滴定・湿度と凝固点降下・燃焼熱) |
| 2023 | 大問1:油脂(けん化価・ヨウ素価・酸価の計算)
大問2:天然高分子(アミノ酸・トリペプチドの構造決定) 大問3:理論(アンモニア生成反応・四酸化二窒素の解離平衡) 大問4:理論小問集合(共重合ゴム・電気分解・¹⁴C年代測定・中和熱・平衡定数) |
※参照元:過去問題|昭和医科大学 受験生特設サイト
有機・天然高分子(アミノ酸・タンパク質・エステルなど)からの出題が3年連続で大問1に置かれており、構造決定や呈色反応の知識が繰り返し問われています。
また、いずれの年度も最後の大問が理論分野の小問集合(計算中心)としてまとめられているのも共通した特徴です。
1. 有機・天然高分子の構造決定と知識を完璧にする
有機・天然高分子(アミノ酸・タンパク質・エステル・構造異性体)が、大問1で連続して出題されています。
構造決定は「元素分析→分子式→官能基→構造」の手順を固め、呈色反応(ニンヒドリン反応・ビウレット反応など)の知識も合わせて整理しておきましょう。
2. 理論分野の典型計算を速く正確にこなす
最後の大問は、理論分野の小問集合(気体・電池・化学平衡・中和・凝固点降下など)が中心です。
分野を横断した計算問題が並ぶため、典型計算を一通り反復し、どの分野が出ても対応できる状態にしておくことが得点の安定につながります。
3. 化学平衡の計算・考察問題に特化して対策する
化学平衡(アンモニア生成・四酸化二窒素の解離など)は複数年度で出題されており、平衡定数の計算や解離度の扱いに慣れておくとよいでしょう。
4. 問題文から必要情報をすばやく読み取る練習をする
理科2科目140分のうち、化学に割ける時間は限られます。
長い問題文から必要な数値を素早く拾い出す練習を、過去問で重ねておくことが時間内に解き切る近道です。
生物
理科2科目で140分、1科目あたり100点。3年連続で大問4題構成、知識問題と実験考察・計算が組み合わされた出題が続いています。
| 年度 | 問題構成 |
|---|---|
| 2025 | 大問1:遺伝(独立遺伝・連鎖・組換え・三点交雑の計算)
大問2:筋生理(筋収縮の仕組み・神経筋接合部・神経伝導速度の計算) 大問3:遺伝情報(肺炎双球菌の形質転換実験・T2ファージの実験) 大問4:動物の反応(眼の構造・光受容・色覚の仕組み) |
| 2024 | 大問1:窒素同化(有機窒素化合物の合成・アミノ酸生成の計算)
大問2:免疫(皮膚移植・骨髄移植と拒絶反応、ヌードマウスを用いた実験考察) 大問3:肝臓の働き(物質の合成・分解・アンモニアの代謝=尿素回路) 大問4:分子進化(分子系統樹の作成・中立説) |
| 2023 | 大問1:免疫(獲得免疫の仕組み・ツベルクリン反応を用いた実験考察)
大問2:細胞(細胞分画法=遠心分離によるオルガネラの分離・呼吸に関わる代謝) 大問3:花芽形成(光周性・フロリゲンの働きに関する実験考察) 大問4:感覚(聴覚の仕組み・蝸牛の基底膜の振動) |
※参照元:過去問題|昭和医科大学 受験生特設サイト
免疫・遺伝・代謝・感覚(受容器)といった、医学と結びつきの強い分野からの出題が目立ちます。
単なる知識確認にとどまらず、実験の目的・条件・結果を読み解いて考察させる設問が各年度に含まれているのも特徴です。
1. 免疫分野の仕組みと実験考察を深掘りする
免疫(獲得免疫・移植と拒絶反応)は複数年度で出題されており、医学部らしい頻出分野です。
抗原抗体反応や細胞性・体液性免疫の仕組みを、実験考察形式の設問にも対応できるレベルまで理解しておきましょう。
2. 遺伝・分子生物の計算・データ読み取り力を強化する
遺伝・分子生物(連鎖・組換え・分子系統樹・遺伝情報の実験など)は、計算や図表の読み取りを伴う設問が多く出ます。
仕組みから自分で立式・考察できるようにしておくと、初見の実験設定にも対応しやすくなります。
3. 実験考察問題の論理的リード文読解力を培う
実験考察問題では、目的・条件・結果・結論を整理しながら読む習慣をつけておくと、長いリード文でも落ち着いて答えを導けます。
4. 苦手分野を作らず全範囲の知識を底上げする
出題分野が幅広いため、極端な捨て分野を作らないことが安定した得点につながります。教科書・資料集の内容を「人に説明できる」レベルまで理解しておきましょう。
面接・小論文
面接
個人面接は第1次合格者全員が対象で、面接官の人数は大学公式では確認できません。
評価項目として、志望動機・学修意欲・医療への態度や倫理観・基本的コミュニケーション能力・協調性や柔軟性・欠席状況などが募集要項に挙げられ、評価が著しく低い場合は学力試験の成績にかかわらず不合格となる旨が明記されています。
面接は典型質問への回答を用意するだけでなく、募集要項に挙げられた評価項目(医療への態度・倫理観、コミュニケーション能力、協調性など)を意識して自分の言葉で語れるようにしておくと安定します。
小論文
小論文は8:40〜9:40の60分・1日1題で、字数の指定は問題用紙に記載がなく大学公式では確認できません。
2023年度(令和5年度)は、
- 2/11実施分:AI技術の発達によって医師の役割が今後どう変化していくか
- 2/12実施分:性別を含む医療現場のダイバーシティの問題点と推進による効果について
それぞれ意見を述べる出題でした。
2024年度(令和6年度)は
- 2/10実施分:都道府県別の医師数データを提示したうえで、医師の地域偏在を解決する方法を問う出題
- 2/11実施分:著作権処理の都合により、大学公式資料に問題文が収録されておらずテーマは未確認です
統計データやグラフなど資料を提示したうえで、医師不足・地域偏在やAIと医療、ダイバーシティなど時事性の高い医療政策・社会的関心事について自分の考えを述べさせる形式が続いています。
対策としては、資料を読み取って「現状の整理→問題提起への理解→自分の意見→根拠」の型で書く練習を過去問で重ね、日頃から医療ニュースに触れて自分の考えをストックしておくとよいでしょう。
※面接の人数や評価の具体的な配点など、大学が非公表としている部分は記載していません。最新の学生募集要項・大学公式サイトで必ずご確認ください。
※参照元: 昭和医科大学 受験生特設サイト|入試情報 昭和医科大学 受験生特設サイト|過去問題
まとめ
昭和医科大学医学部医学科の一般選抜(Ⅰ期)について、入試制度と、確認できる範囲での出題傾向、科目別の対策・勉強法をご紹介しました。
一次は英語・数学(または国語)・理科2科目の計400点で、各科目が均等配点なのが特徴です。数学は確率・ベクトル・複素数平面・微積分、英語は医系長文と記述の比重が高く、理科2科目は140分という時間配分がカギになります。
そして二次では、小論文に加えて面接(100点)が合否を大きく左右し、「面接評価が著しく低い場合は不合格」と要項に明記されるほど重視されています。
だからこそ、学力試験の対策と並行して、早い段階から医療人としての適性・倫理観について自分の考えを準備しておくことが、合格への近道になります。
なお、昭和医科大学公式サイトで最新の学生募集要項を必ずご確認ください。






