東京女子医大学医学部 一般前期 対策

東京女子医大学医学部「一般前期」の対策・勉強法を現役医学生が解説!

こんにちは、医学部専門予備校の医進会です。

東京都新宿区に本部を置く、日本で唯一の女子医科大学、東京女子医科大学医学部医学科

建学の精神「至誠と愛」のもと、多くの女性医師を輩出してきました。

一般選抜(前期)は女子のみを対象とし、大学入学共通テストを課さずに大学独自の学力試験で選抜するのが大きな特徴です。

本記事では、公表されている入試情報と、私自身の医学部受験の経験をもとに、東京女子医科大学の一般前期で合格に直結する対策・勉強法を科目別に解説します。

直近で実施された2026年度(令和8年度)入試を基準に、2027年度以降の変更予告もあわせて整理しました。

合格の鍵は、標準レベルの問題を時間内に正確に解き切り、取りこぼしを防ぐこと

合格最低点が50%前後と低めで、1科目の失敗を他科目で挽回できる一方、易しい問題での失点が命取りになります。

それでは、合格のポイントから順に見ていきましょう!

情報提供者:滋賀医科大学在籍(2021年度 一般前期合格)

この記事を書いた人

医進会

医学部受験に特化したオンライン個別指導塾。
講師は全員が、現役の医学部医学科生。コラムでは、そんな講師陣の知識や経験を発信しています。

東京女子医科大学医学部医学科「一般選抜(前期)」合格のポイント

  • 一次は数学・英語・理科2科目+適性試験・小論文。学力は計400点、記述とマーク混在
  • 共通テストを課さない女子のみの単科医科大学。一次は都内会場(京王プラザホテル)
  • 合格最低点は50%前後と低め。易問の取りこぼし防止が合否を左右
  • 数学・化学は問題数が多く時間勝負。英語は図表・グラフ絡みの独特な設問
  • 二次は個人面接(2026年度から2回)。「至誠と愛」への理解と志望理由書との一貫性を重視

東京女子医科大学医学部「一般前期」の日程・募集人数・入試科目おさらい

日程(2026年度・実施済) 出願期間:2025年12月22日〜2026年1月16日必着

第1次試験:2026年2月1日/一次合格発表:2月7日

第2次試験:2月14日または15日/二次合格発表:2月20日

繰上合格連絡:3月4日以降

試験会場:一次=京王プラザホテル(新宿)、二次=本学

募集人員 一般選抜(前期):約72名(女子に限る)

学校推薦型選抜(一般推薦):約38名(別枠)

2026年度は地域枠なし。2027年度から「一般選抜(地域枠)」の新設が予告

試験内容 第1次:学力試験3教科(数学・英語・理科2科目)+適性試験・小論文

第2次:個人面接(2026年度から2回)

第1次の科目と配点 数学 100点(60分・記述)

英語 100点(60分・記述+マーク)

理科〈物理・化学・生物から2科目選択〉200点(各100点・2科目で120分・記述+マーク)

適性試験・小論文 60分(配点非公表/二次選抜の判定に使用)

学力試験 計400点満点

第2次の科目と配点 個人面接(2026年度から2回・面接官3人・1回10〜15分程度/配点非公表)

志望理由書・自己評価書・調査書・第1次成績を総合して合否判定

出題範囲 数学:数Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C

英語:英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ 等

理科:物理・化学・生物から2科目選択

東京女子医科大学は私立大学で、大学入学共通テストは課されていません(2028年度から共通テスト導入が予告されています)。

難易度の目安として、近年の合格最低点は50%前後で推移しています(大学が公表する入試結果より)。

難問よりも、標準〜やや難の問題を時間内に取りこぼさない正確さとスピードが問われる入試です。

得点率55%程度を安定して確保することが、一つの目安になります。

※参照元:東京女子医科大学 医学部 入学案内(大学公式)教学社『大学赤本シリーズ 東京女子医科大学(医学部)』

【教科別に対策】東京女子医科大学医学部「一般選抜(前期)」の傾向から考える対策と勉強法

ここでは、現役医学生の立場から、合格するために必要と考える観点をもとに、勉強の方針をまとめています。なお、東京女子医科大学は入試問題を入手することができなかったため、各年度・大問別の詳細は本記事では扱っていません。

※年度ごとの詳細を正確に押さえたい場合は、教学社『大学赤本シリーズ 東京女子医科大学(医学部)』を参照してください。

数学(60分・100点・記述式/大問4題)

第1問が小問集合、第2問以降が標準〜やや応用という構成が基本で、数Ⅲの微分積分、場合の数・確率、整数、数列、図形などが幅広く問われます。

60分に対して分量が多く、高得点勝負にはなりにくい入試です。

私が受けるなら、次のように対策します。

1. まずは標準問題を速く・正確に

難問は多くない一方、処理量が多く時間がタイトです。

私は標準レベルの典型問題を「速く・正確に」解ける状態を最優先で作りました。

2. 大問1の小問集合を取りこぼさない

全分野から出るので、苦手分野を残さないことを徹底します。

ここは確実な得点源だと考えています。

3. 頻出の数Ⅲ微積を得点源にする

分野ごとに過去問を年度別に解き、典型処理を手に覚えさせる進め方が効きます。

4. 思考力分野は過去問で慣れる

整数・確率・数列・図形は思考力型になりやすいので、時間を計って解く練習で「難度の見極め」を養います。

5. 難しい大問に飲まれない時間配分を

解きやすい問題から着手し、詰まった設問は後回し

本番前の演習でこの判断を固めておくことで安定します。

英語(60分・100点・記述+マーク/大問4題)

読解中心で、長文(和訳・短い意見英作文を含む)、脱文・脱段落挿入、語句補充、会話問題という構成です。

とくに図表・グラフと絡む設問が多いのが特徴で、スピードが要求されます。

私が受けるなら、次のように対策します。

1. 読み手を意識した訳文をつくる

和訳の難度はやや高めのため、「一読で伝わる自然な訳」を意識して書く練習を重ねることがおススメです。

2. テーマ型英作文を30語でまとめる

日頃読んだ英文について、自分の意見を30語前後でまとめる練習を習慣にします。

3. 図表・データ絡みの設問に慣れる

グラフや図表と絡む語句補充・会話問題は独特なので、この形式に過去問で慣れておくことが重要だと感じます。

4. 脱文・脱段落は論理でつかむ

接続語や指示語を手がかりに、文と文のつながりを追う練習をしておきます。

5.過去問で全体像をバランスよく

まずは近年の過去問を2〜3年分通して解き、「大問構成・時間配分・図表の絡み方」といった出題の型を具体的につかみましょう。

そのうえで、会話文・データ絡みの文・長文の和訳とテーマ英作文を、偏りなくバランスよく対策していくのがおすすめです。

化学(理科2科目120分・100点・記述+マーク/大問4題)

小問集合+理論・無機・有機(構造決定を含む)という構成で、全範囲から満遍なく出ます。

理論計算の比重が高く、「すべて選べ」など正答数を示さない設問もあり、あいまいな理解では得点しにくいのが特徴です。

私が受けるなら、次のように対策します。

1. 全範囲の基礎に穴を作らない

小問集合で高得点を狙うため、まずは全範囲の基礎知識に穴がない状態を作ります。

2. あいまい暗記でなく理由とセットで

正答数が示されない設問に備え、「なぜそうなるか」を理由とセットで覚えるようにしていました。

3. 頻出の重い計算は反復で速く

理論の典型計算は反復して「手が勝手に動く」状態にしておくと、時間に余裕が生まれます。

4. 構造決定は手順を固める

元素分析→分子式→官能基→構造という手順を固めておくと、初見の物質でも崩れません。

5. 時間配分と取捨選択を練習する

問題数が多いので、解ける問題を確実に取る方針で、過去問で時間配分を練習します。

生物(理科2科目120分・100点・記述+マーク/大問4題)

各大問が「標準的な知識問題+考察問題(実験・データ読解)」のバランス型で、遺伝・恒常性など医学に関わる分野を含め全範囲から出ます。

私が受けるなら、次のように対策します。

1. 知識は教科書レベルを確実に

知識問題は教科書レベルが中心なので、正しい理解にもとづいて覚え、確実に得点します。

2. 考察は典型問題を反復する

考察も標準的なものが多いので、問題集・過去問で典型を繰り返し、基盤の考え方を身につけます。

3. 条件を丁寧に読み解く手順を

長いリード文でも、目的・対照・条件・結果・因果を一つずつ書き出して整理する手順を決めることはおススメです。

4. 計算・考察に苦手を残さない

循環の計算や遺伝の考察が問われる年もあるので、この手の問題に苦手意識を残さないことが差になります。

5. 捨て分野を作らない

全分野からまんべんなく出るため、極端な捨て分野を作らないことが大切です。

物理(理科2科目120分・100点・記述+マーク/大問3題)

基本レベルの典型問題が中心で、力学・電磁気・波動・熱力学・原子まで全分野から出ます。

描図や導出過程を記述させる設問もあります。

難易度は標準~やや難なぶん、取りこぼしが致命傷になります。

私が受けるなら、次のように対策します。

1. 基本典型を全分野で完答レベルに

標準的な問題集を、全分野で完答できるところまで仕上げるのを目標にします。

2. 全分野に穴を作らない

小問集合や複数テーマ構成で全分野が問われるので、力学・電磁気・波動・熱力学・原子のどれにも穴を作りません

3. 導出過程は丁寧に記述する

使う物理量を定義してから式を立てる、丁寧な記述を練習しておきます。

4. 描図問題も練習しておく

グラフや図で答える設問も出るので、描図の練習もしておきます。

5. 取りこぼさない時間配分を

基本問題を確実に得点し、詰まった問題は後回しにする時間配分を身につけます。

面接・小論文

第2次選考は個人面接で、2026年度から2回実施する形式に変更されました(面接官3人、1回あたり10〜15分程度)。

面接前に併願校の合格状況を記入するアンケートがあり、出願時の志望理由書・自己評価書から質問されることもあります。

段階評価で、第1次成績や出願書類とあわせて総合的に合否が判定されます。

面接対策のポイント

私の経験から言うと、面接でいちばん大切なのは、志望理由書と話す内容の一貫性です。

私は出願書類のコピーを取り、書いた内容を自分の言葉で説明できるように準備しておくと、どんな角度で質問されても落ち着いて答えられました。

頻出テーマは、

  • 志望理由(なぜ医師か/なぜ東京女子医科大学か)
  • 建学の精神「至誠と愛」への理解、女性医師としてのキャリア
  • 地域医療・チーム医療、医療倫理

などです。

小論文・適性試験の対策

小論文は適性試験と合わせて60分で実施され、第1次の合否判定には使われず、第2次選考の判定に用いられます。

適性試験はマーク式で負荷が軽いので、私なら先に処理し、論述形式の小論文(400字が目安)に可能な限り時間を残す配分にします。

医療系の長文をもとに基本的な医療用語の理解を問う出題が多いので、一定の医療用語は準備しておくと安心です。

まとめ

東京女子医科大学医学部医学科の一般選抜(前期)について、公表されている入試情報と私自身の受験経験をもとに、科目別の対策・勉強法を整理しました。

現役医学生の立場から、合格するために必要と考える観点をもとに、勉強の方針をまとめています。

最大の特徴は、大学入学共通テストを課さない女子のみの単科医科大学で、合格最低点が50%前後と低め=「取りこぼしの少なさ」が合否を分ける点です。

標準〜やや難の問題を、記述とマークの混在形式で時間内に正確に解き切る力を、過去問演習で固めていきましょう。

二次では建学の精神「至誠と愛」への理解と、志望理由書との一貫性を示すことが鍵になります。

なお、東京女子医科大学は入試問題を入手することができなかったため、各年度・大問別の詳細は本記事では扱っていません。

年度別の傾向まで正確に押さえたい場合は、教学社の赤本を併用してください。

また2027年度は一般選抜〈地域枠〉の新設、2028年度は大学入学共通テストの導入が予告されており、出願前には必ず最新の学生募集要項で確認することをおすすめします。

関連記事一覧

  1. 浜松医科大学 一般前期 対策
  2. 浜松医科大学 推薦入試 対策
  3. 関西医科大学医学部 一般前期 対策
  4. 愛知医科大学医学部 一般前期 対策
  5. 藤田医科大学医学部 一般前期 対策

専用カリキュラムを500円で作ります!

セミナー情報

医進会_受験対策セミナー

医進会公式LINEはこちら

医進会公式YouTubeはこちら

医進会公式YouTubeはこちら

おすすめ動画はこちら

【告白】医学部を目指す全ての受験生へ。医進会にかける想いと他塾との違い

たった1年で医学部に合格する方法

【全教科解説】医学部受験に必須の参考書15選

【闇しかない…】医学部専門予備校の裏側を大暴露します

私立・中高一貫の進学校にいないと医学部合格は無理ゲー説

PAGE TOP