浜松医科大学 一般前期 対策

浜松医科大学医学部「一般前期」の対策・勉強法を現役医学生が解説!

こんにちは、医学部専門予備校の医進会です。

この記事で、浜松医科大学医学部医学科 一般選抜・前期日程の傾向をもとに、実際に一般前期で合格した医学生が、対策や勉強方法ついて解説します。

現役合格者が考える浜松医科大学医学部医学科「一般前期」合格のポイント

  1. 数学は、奇問より標準問題を確実に得点する
  2. 英語は、自由英作文の対策を徹底する
  3. 理科は、全分野をまんべんなく学習する
  4. 個別試験重視のため逆転合格も狙える
  5. 面接は、定番質問への準備が重要

詳しくは、科目別に解説しています。

情報提供者:現役・浜松医科大1年生(2026年度 一般前期合格)

この記事を書いた人

医進会

医学部受験に特化したオンライン個別指導塾。
講師は全員が、現役の医学部医学科生。コラムでは、そんな講師陣の知識や経験を発信しています。

浜松医科大学医学部「一般前期」の日程・募集人数・入試科目おさらい

日程(令和8年度)  令和8年2月25日(水).26(木)
募集人数 一般枠 68人
地域枠 17人
第1段階選抜 倍率4倍を超えた場合、足切り
試験内容 共通テスト:6教科8科目
個別学力試験:3教科、面接
共通テストの科目と点数
  • 国語 100点
  • 社会 50点
  • 数学 100点
  • 理科 100点
  • 外国語 100点
    計450点
個別試験の科目と点数
  • 数学 200点
  • 英語 200点
  • 理科 200点
  • 面接 100点
    計700点

※参照元:入試情報(国立大学法人 浜松医科大学)

浜松医科大学医学部の一般前期は、共通テストより個別試験のウエイトが大きいため、万が一共通テストで失敗したとしても逆転のチャンスはあります。

また、共通テストは個別試験では実施しない社会と国語のウエイトは重いため文系科目の対策を怠らないことが大切です。

地域枠入学者は卒業後、静岡県キャリア形成プログラムに沿った卒業臨床業務に従事する義務が発生します。

【教科別に対策】浜松医科大学医学部「一般前期」の入試傾向から対策と勉強法を解説

数学

年度 問題構成
2026 大問1:微積
大問2:整数がらみの奇問
大問3:幾何
2025 大問1:整数
大問2:もはや算数の奇問
大問3:微分法
大問4:整数
2024 大問1:方程式
大問2:確率
大問3:極限
大問4:もはや算数の奇問
2023 大問1:整数
大問2:極限
大問3:複素数
大問4:余弦定理を使った幾何
2022 大問1:微積
大問2:関数
大問3:極限
大問4:確率

※参照元:2027年度版大学赤本シリーズ浜松医科大学

過去5年は大問4つ構成でしたが、今年は大問3つで出題されました。制限時間は90分。

記述式なので、日頃から減点されない答案作りを心掛けることが大切です。

近年はどの問題集にも載ってないような奇問が、完全教授の趣味で出しているような問題が1問出ていますが、そこを解ける人は少ないので、取れなくても大丈夫です。

また、標準的な問題集をしっかりやること

過去5年、全分野から漫勉なく出ているので幅広い分野のトレーニングを心掛けるようにしましょう。

英語

年度 問題構成
2026 大問1:読解
大問2:読解
大問3:自由英作文
2025 大問1:読解
大問2:読解
大問3:自由英作文
2024 大問1:読解
大問2:読解
大問3:自由英作文
2023 大問1:読解
大問2:読解
大問3:自由英作文
2022 大問1:読解
大問2:読解
大問3:自由英作文

大問3つから構成されており、難易度は過去5年に変化なし。制限時間は90分。

大問1では語彙、正誤問題、和訳の力。大問2は空欄補充問題、大問3では自由英作の力が問われます。

全体を通して医療系の題材を扱うことが多いですが、医療系のマニアックな語彙はすべて注釈がついているので基礎的な語彙力を各自単語帳などで上げることが重要です。

また、大問3の自由記述では大きく分けて、自由に自分の意見を述べる型と、与えられた問題文から答えとなる部分を見つけ、自分の言葉でアレンジして書くタイプがあります。

  • 自由に自分の意見を述べる型→主張→根拠→帰結を意識
  • 与えられた問題文から答えとなる部分を見つけ、自分の言葉でアレンジして書くタイプ→答えの必要な要素をすべて入れることを意識

しましょう。

自由英作の練習は、先生や講師に添削してもらうことが最も効果的です。

ただし、学校の先生は多くの生徒の対応や授業、校務などもあるため、十分な添削時間を確保するのが難しい場合もあります。

一方、予備校であれば継続的に添削を受けやすく、効率よく対策を進められるでしょう。

医進会では、講師全員が現役の医学生です。実際に医学部受験を突破した講師が添削を担当するため、受験で求められる視点を踏まえたアドバイスを受けられます。

自由英作文に不安がある方や、さらに得点力を伸ばしたい方は、予備校を活用するのも有効な選択肢です。

AIを活用した添削してもらう選択肢もあります。

添削に使えるAI例:Gemini(無料版)など

手軽に利用できる点は魅力ですが、表現の自然さや答案全体の評価、受験生一人ひとりに合わせた細かな指導という点では、実際の指導経験がある先生や講師による添削をおすすめします。

物理

年度 問題構成
2026 2026年9月更新予定
2025 大問1:原子
大問2:電磁気
大問3:熱力学
大問4:力学
2024 大問1:力学
大問2:電磁気
大問3:音
大問4:原子
2023 大問1:電磁気
大問2:力学
大問3:熱力学
大問4:原子
2022 大問1:音
大問2:原子
大問3:熱力学
大問4:電磁気

大問4つから構成され制限時間は、ほかの科目(生物もしくは化学)と合わせて120分。

(2)は(1)の問題の答えを使うなど、問題が連結しあっているため、総崩れが起きやすいので、慎重に解いていくことが求められます。

難易度は標準的なので、標準的な問題集(良問の風、重要問題集)などを2,3周すれば7割はとれるようになっています。

各分野から万遍なく出ているので、苦手をなくし、公式を暗記するのではなく公式が成り立つ背景を抑え、公式の本質を理解することが大切です。

化学

年度 問題構成
2026 2026年9月更新予定
2025 大問1:理論化学
大問2:理論化学
大問3:有機化学
大問4:高分子
2024 大問1:理論化学
大問2:無機化学
大問3:有機化学
大問4:高分子
2023 大問1:理論化学
大問2:理論化学
大問3:有機化学
大問4:高分子
2022 大問1:理論化学
大問2:理論化学
大問3:有機化学
大問4:高分子

大問4つから構成され制限時間はほかの科目(物理もしくは生物)と合わせて120分。

理論、有機、高分子からは、毎年出ていますが無機は出たり出なかったりします。

有機、高分子は標準的な問題集に出ているような典型問題が出ますが、理論は誘導に従って教科書の隅に書いてあるような現象についてひも解いていくスタイルの問題が出る年もあります。

それ以外の理論は典型問題なので、重要問題集などを物理同様に2,3周回すと良いでしょう。

また、理論の奇問対策については、共通テスト用に覚えた教科書の知識を忘れないようにすれば、基本教科書以外の知識は出ないので何とかなる確率がだいぶ上がります。

生物

年度 問題構成
2026 2026年9月更新予定
2025 大問1:細胞と分子
大問2:細胞と分子
大問3:発生
大問4:動物の反応と行動
2024 大問1:細胞と分子
大問2:細胞と分子
大問3:発生
大問4:生殖と発生
2023 大問1:遺伝
大問2:細胞と分子
大問3:発生
大問4:動物の反応
2022 大問1:内分泌系
大問2:遺伝子、発生
大問3:進化
大問4:動物

大問4つから構成され制限時間は、ほかの科目(物理もしくは化学)と合わせて120分。

直近の問題だけをみても、単科医大らしく遺伝や免疫系は必ずでる一方で、植生でていません。

植生以外の単元は教科書、資料集レベルの知識を正しく論理的に理解し、生物について何も知らない人にも説明できるようにしましょう。

詳しくは別の記事でご紹介しますが、生物選択の人は医学部は大学入った後、かなりのアドバンテージを得ることができます。

絶対に過去の自分に感謝するので、気を抜かず、生物は得意科目にしましょう。

記事作成中:医学生が感じる浜松医科大学に感じることの勉強面で生物選択の有利さ

面接

一人の受験生に対し、3人の面接官がいて面接を進行。タイマーがセットされ、タイマーが鳴ると終了です(10分ほど)。

点数が開示されないので内訳は不明ですが、学友に聞くと合格者平均から見ても大体70-80点に収まっていると推測されます。

面接で聞かれる質問としては、

  • 高校時代に頑張ったこと
  • 何科の医師になりたいか
  • 将来静岡県に残るつもりはあるか

など、パーソナルな質問から、

  • 浜松医大の特徴である、静岡県の高度医療と地域医療の両方のフィールドの先頭にたっている。この責任ある立場において静岡県の医師偏在の問題をどう解決していくべきか。

など比較的オフィシャルな質問も来ます。

答えられる質問もありますが、なかなか受験生には答えるのが難しい質問もあります。

この面接で見られていることは、もちろん答えに中身があるかどうかもそうですが、どんな質問にもはきはき自分の意見を主張できているどうかも見られています。

どんな人にも自分の意見をもってはっきり主張することが、今後の大学生活においてかなり重要だからです。

各塾や学校でしっかり面接練習の場数を踏むことを心掛けましょう。

まとめ

浜松医科大学医学部医学科の一般選抜・前期日程におけるこれまでの入試傾向や、対策・勉強方法についてご紹介しました。

浜松医科大学は単科医大らしく、一見するだけでは解法が思いつかない問題もありますが、その問題は取らなくても十分に合格可能です。

奇問にメンタルを持っていかれず、とるべき問題をしっかりとることを心がけましょう。

普段から地道に標準問題にたくさん触れ、演習を重ねていてください。

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