浜松医進会塾長/浜松医科大学医学部医学科4年
東海中学・高校学校を卒業。1年間の浪人生活を経て浜松医科大学へ入学。高校卒業時は学年最下層の成績だったが、1年間の猛勉強の末に医学部へ進学した。
こうした自身の経験をもとに、2023年に浜松医進会を立ち上げ。
難関大学への合格を目指す受験生にとって、偏差値65に到達することは非常に重要な目標です。
しかし偏差値65を目指すといっても、それがどれほどの学力なのか具体的にイメージできる人は少ないのではないでしょうか?
「偏差値65だと自分の志望校を目指せるのか分からない」
「模試で偏差値65を取れたけど、模試によってもレベルが変わるので学力の判断がつかない」
「偏差値65以上に到達するための勉強方法が知りたい」
このような方のために本記事では、
- 偏差値65は上位何%の学力なのか
- 偏差値65の受験生が狙える大学
- 各主要模試で偏差値65を取る学力
- 偏差値65以上になるための勉強方法・おすすめ参考書
について詳しく解説します。
目次
偏差値65はこんなにハイレベル!10人に1人もいない上位層だった!
まずはじめに、偏差値65の人は上位何%の人が取れる成績なのでしょうか?
結論からいうと、偏差値65は、全体で上位約6.7%以内の成績の人を指します。
テストの点数で例えると、平均点が50点のテストで、大体80点以上を取る人の学力が偏差値65に相当します。
100人中上位7番以内に入るのですから、言うまでもなく非常にハイレベルな学力というわけですね。
ちなみに、偏差値と上位からの割合の関係は、以下の表の通りです。
偏差値 | 上位からの割合 |
---|---|
80 | 0.13% |
75 | 0.62% |
70 | 2.28% |
65 | 6.68% |
60 | 15.87% |
55 | 30.85% |
50 | 50.00% |
偏差値65がどれほどハイレベルな世界か、イメージできたでしょうか?
参考:偏差値ってどうやって計算してるの?
そもそも偏差値とは、集団内での割合や自分の学力・順位を表す指標のことです。
偏差値を活用することで、集団の中で自分が相対的にどれくらいの立ち位置にいるのかを理解することができます。
また、教科によって難易度や平均点が違っても、各教科の優劣を客観的に判断できるため、自分の得意不得意の分析にも役立ちます。
この偏差値は以下の式で求めることができます。
偏差値 = 10×(個人の得点ー平均点)÷(標準偏差)+ 50
例えば、2023年の大学入学共通テスト数学IA(平均点55.65、標準偏差19.62)で75点を取ったとすると、この試験における偏差値は約59.9になります。逆算すると、この試験で偏差値65をとるためには86点が必要だったことになります。
ちなみに、史上最低の平均点を記録した2022年共テの数学IA(平均点37.96、標準偏差17.12)では、64点で偏差値65を超えることができました。
このように、問題の難易度が大きく異なる試験でも、偏差値を導入することで相対的な自分の成績を知ることができるわけです。
(共通テストデータ参照元:大学入試センター)
偏差値65で狙える大学とは?医学部は目指せる?
偏差値65が10人に1人以下の上位層であることを説明してきたところで、ここからは、偏差値65の人は具体的にどんな大学を狙えるのかを紹介していきます。
偏差値65の人が合格を狙える大学のレベルの目安は、ざっくり以下の通りです。
- 地方大学の医学部
- 旧帝国大学の非医学部
- MARCHの上位学部
- 早慶の下位学部
東大・京大のような最難関大学を目指すにはまだまだ厳しいですが、
地方大学の医学部や、名古屋大・東北大のような旧帝大の非医学部、MARCH・早慶のような名門私立大学などの難関を十分に狙える学力といえるでしょう。
ここからは、偏差値65に相当する大学を
- 医学部
- 医学部以外の国公立大学
- 医学部以外の私立大学
に分けてご紹介します。
偏差値65の医学部一覧!大学次第では十分に狙える!
偏差値65の医学部は、以下の通りです。
偏差値65の医学部 | |
---|---|
国公立大学 | 私立大学 |
北海道大学 | 国際医療福祉大学 |
筑波大学 | 杏林大学 |
群馬大学 | 帝京大学 |
新潟大学 | 愛知医科大学 |
金沢大学 | 藤田医科大学 |
浜松医科大学 | 近畿大学 |
名古屋市立大学 | 兵庫医科大学 |
三重大学 | 久留米大学 |
滋賀医科大学 | 福岡大学 |
京都府立医科大学 | |
和歌山県立医科大学 | |
奈良県立医科大学 | |
島根大学 | |
広島大学 | |
山口大学 | |
愛媛大学 | |
長崎大学 | |
熊本大学 | |
大阪公立大学 |
参照元:医学部偏差値一覧(ランキング形式) 2023年度最新版|みんなの大学情報
思っていたよりも多くの医学部が並んでいて、意外に思われた方もいるのではないでしょうか?
首都圏などの上位の医学部を狙うことは確かに難しいですが、地方を中心に、偏差値65でも目指すことのできる医学部は数多く存在します。
医学部は国内最難関の一つに数えられることが多く、合格には当然、高い学力が求められます。しかし、東大・京大レベルの学力を必ずしも備えている必要はないんですね。
偏差値65レベルの力があれば、十分に医学部への進学も目指すことができます。
参考までに、医学部以外の偏差値65の大学の例も、理系・文系別に以下にまとめておきます。
【参考:医学部以外の理系大学】
偏差値65の理系大学 | |
---|---|
国公立大学 | 私立大学 |
京都大学 | 慶應義塾大学 |
北海道大学 | 早稲田大学 |
東京工業大学 | 国際基督教大学 |
大阪大学 | 青山学院大学 |
東京理科大学 | |
立教大学 |
参照元:理系大学の偏差値一覧(ランキング形式) 2023年度最新版|みんなの大学情報
【参考:医学部以外の文系大学】
偏差値65の文系大学 | |
---|---|
国公立大学 | 私立大学 |
一橋大学 | 上智大学 |
京都大学 | 早稲田大学 |
筑波大学 | 慶應義塾大学 |
東京外国語大学 | 国際基督教大学 |
大阪大学 | 立教大学 |
神戸大学 | 青山学院大学 |
参照元:文系大学の偏差値一覧(ランキング形式) 2023年度最新版|みんなの大学情報
理系・文系に共通して、大阪大学・早稲田大学・慶應義塾大学のような有名大学が名を連ねています。
また、理系なら東京工業大学や東京理科大学、文系なら一橋大学や東京外国語大学のように、文理それぞれの最高峰に数えられる大学も挙げられます。
上位6.7%というにふさわしい大学ばかりですね。
偏差値65の学力があれば、このような数多くの難関大学を視野に入れて受験に挑むことができます。
ただし、同じ偏差値65とはいっても、入試の傾向は大学や学部によってさまざまです。志望校の特徴を押さえて入念に対策をしなければ、合格を勝ち取ることは難しいでしょう。
以下の動画では、特に医学部志望の受験生に向けて、医学部受験を見据えたおすすめの参考書や勉強法を解説しています。医学部受験を目指す受験生はぜひご覧ください。
模試によっても偏差値65のレベルは変わる!主要模試別に狙える大学を解説!
偏差値65の学力や大学のレベル感が掴めると、模試の成績でも偏差値65を一つの目標にしようと決める方が多いでしょう。
しかし先ほども述べたように、偏差値はあくまで「その集団における相対的なレベル」でしかありません。
つまり偏差値は、受験者のレベルが低ければ高くなりやすく、逆に受験者のレベルが高ければ低くなりやすいのです。
そのため「自分が受ける模試はどれくらいの学力の受験者が多いのか」を把握して、模試に臨む必要があります。
「自分が受ける模試のレベルを把握しておらず、目標より大きく上下した偏差値に一喜一憂してしまう」
「同じくらいの偏差値でも模試によって判定が違うため、どの模試を軸に自分の実力を判断すればいいか分からない」
このようにならないために、
- 進研模試
- 全統模試
- 駿台模試
これら3つの主要模試に着目して、それぞれの模試で偏差値65を取るとどれくらいの学力レベルに相当するのか説明していきます!
進研模試で偏差値65をとるレベル-地方国公立や、大都市の有名私立大学を狙える!
まず、進研模試について。
進研模試で偏差値65を取ると狙える大学の目安は、地方国公立や、大都市の有名私立大学です。
進研模試は、ベネッセが主催する模試です。主に高校の授業で扱う内容を基に出題されており、基礎〜標準レベルの問題を時間内に正確に解く力が求められます。
そのため、普段から基礎固めにしっかりと取り組めている人は、高得点を取ることができる傾向にあります。
進研模試で偏差値65を取る学力に相当する大学は、以下の表の通りです。
国公立大(理系) | 国公立大(文系) | 私立大 |
---|---|---|
筑波大学 | 岡山大学 | 明治学院大学 |
横浜国立大学 | 広島大学 | 成城大学 |
筑波大学 | 大阪公立大学 | 日本女子大学 |
金沢大学 | 名古屋市立大学 | 近畿大学 |
広島大学 | 津田塾大学 |
参照元:大学偏差値一覧から調べる | マナビジョン|Benesseの大学・短期大学・専門学校の受験、進学情報
全統模試で偏差値65をとるレベル -地方医学部や早慶・旧帝大などの難関大学を狙える!
次に、全統模試について。
全統模試で偏差値65を取ると狙える大学の目安は、地方医学部や早慶・旧帝レベルの大学です。
全統模試は、河合塾が主催しています。全国屈指の受験者数を誇る、最大規模の模試の一つです。独自の評価システムを使用し、長年蓄積してきた豊富なデータを基に学力を測っているため、判定の信頼性が高いことも大きな特徴です。
共通テストを始め、記述・論述力が必要となる国公立大学の2次試験・私立大学の入試対策など、入試本番レベルの問題に挑みながら自分の実力を測ることができます。
全統模試で偏差値65を取る学力に相当する大学は、以下の表の通りです。
国公立(理系) | 国公立(文系) | 私立大 |
---|---|---|
旭川医科大学 | 大阪大学 | 慶應義塾大学 |
大阪大学 | 名古屋大学 | 早稲田大学 |
九州大学 | 筑波大学 | 近畿大学 |
東京工業大学 | 九州大学 | 帝京大学 |
北海道大学 | 北海道大学 | 青山学院大学 |
参照元:各種条件から探す | 河合塾Kei-Net大学検索システム
駿台模試で偏差値65をとるレベル – 大都市の医学部・東大京大などの最難関大学を目指せる!
最後に、駿台模試について。
駿台模試で偏差値65を取ると狙える大学の目安は、大都市の医学部・東大京大などの最難関レベルの大学です。
駿台模試は、駿台予備校によって実施されていて、他の模試と比べて受験者層のレベルが高いことが特徴です。医学部や難関大学を目指す受験生が多く受験しています。
駿台模試には大きく4つの種類があり、
- 全国模試(記述式)
- 全国判定模試(記述式)
- 駿台マーク模試
- 駿台・ベネッセ模試
に分けられます。なかでも全国模試は発展的な内容の出題がほとんどで、数ある模試の中でも最高レベルの難易度とされています。
また、駿台模試は採点に関しても厳格な採点基準を設けています。そのため、偏差値や志望校判定の精度が高く、自分の学力の立ち位置を正確に把握することができます。
駿台模試で偏差値65を取る学力に相当する大学は、以下の通りです。※
国公立大 | 私立大 |
---|---|
一橋大学 | 順天堂大学(医-医) |
大阪大学(医-医) | 慶應義塾大学 |
千葉大学(医-医) | 上智大学 |
東京医科歯科大学 | 早稲田大学 |
東京大学 | 東京慈恵会医科大学 |
京都大学 | 日本医科大学 |
参照元:各種条件から探す | 河合塾Kei-Net大学検索システム
※駿台予備校は一般向けに大学の偏差値情報を公開していないのですが、河合塾の偏差値から5を引くと、だいたい駿台の偏差値と一致するといわれています(参照元:駿台の偏差値ランキング&偏差値一覧表【2023年】大学別 – 受験英語の本道)。
この情報を基に、上の表は河合塾のデータベースで偏差値70以上とされている大学から、一部を抜き出して作成しています。
偏差値を65に上げる勉強法とは?基礎から着実に積み上げよう
次に、偏差値を65に上げる勉強法についてご紹介します。
当然ながら、偏差値65に相当する学力を身につけるのは容易ではありません。
- 自分の得意科目ばかり取り組んで苦手科目から目を逸らす
- 基礎学力を付けないまま、過去問や応用問題にばかり取り組む
このようなことをしていては、偏差値を65に上げることはできないでしょう。
では、偏差値65まで学力を上げるには、どのくらいの勉強量や時間が必要なのでしょうか?
偏差値65になるために必要な勉強時間
それでは、偏差値を65に上げるために必要な勉強時間についてみていきましょう。
結論からいうと、
- 平日6時間以上
- 休日10時間以上
元々のその人の学力や勉強効率によっても差はありますが、最低でもこのくらいの勉強時間は必要でしょう。忙しくて机に向かう時間がなかなか取れないという人は、学校の昼休みや通学バスの中など、スキマ時間を活用して勉強時間を確保しましょう。
偏差値65を目指す医学部受験生におすすめの参考書
では、偏差値65を目指す人におすすめの参考書は何でしょうか?
文系か理系かによっても当然使うべき参考書は変わってくるのですが、本記事では理系、特に医学部受験を目指す方にとっておすすめの参考書を、数学・物理・化学それぞれ1冊ずつご紹介します。
- 数学対策にオススメな参考書:青チャート
- 物理対策にオススメな参考書:物理教室
- 化学対策にオススメな参考書:化学重要問題集
1.数学対策におすすめの参考書:青チャート
まず、数学対策におすすめの参考書「青チャート」です。
受験生なら誰しも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?中には、もうすでに取り組んでいる人もいるかもしれません。
青チャートの優れている点は、主に以下の2つです。
- 解説がとにかく丁寧なため、解法を理解しやすい
- 数学の全分野を体系的に学習できる
【解説がとにかく丁寧なため、解法を理解しやすい】
青チャートでは、全ての例題で、解答までの道筋が事細かに記載されています。これによって、膨大な量の解法パターンをただの暗記ではなく、数学的な理屈として理解することができます。
【数学の全分野を体系的に学習できる】
青チャートには、高校数学全分野の、あらゆる形式の問題が収録されています。文字通り体系的に高校数学を学習でき、青チャート一式で数学の勉強を完結させることができます。網羅性の高さで、青チャートの右にでる数学参考書はないでしょう。
さらに、上記2点に加えて、青チャートは応用問題もしっかりとカバーしています。国公立・私立・医学部など分野を問わず、難関大学を目指す数多くの受験生に愛用されている参考書です。
2. 物理対策にオススメな参考書:物理教室
続いて、物理対策におすすめの参考書「物理教室」です。
この参考書は、基礎レベルから旧帝大レベルまで、難関大学受験に欠かせない問題を講義形式でカバーしています。
物理教室が他の物理の参考書よりも優れている点は、大きく以下の2点です。
- 式の本質を理解することができるので、応用力が身に付く
- 図解が豊富で、問題のイメージがしやすい
【式の本質を理解することができるので、応用力が身に付く】
物理教室では、講義形式で、公式や計算の意味をしっかりと理解することができます。そのため、発展問題に立ち向かうために必要な、物理の本質的な理解力が身につき、それが応用力に繋がるのです。
【図解が豊富で、問題のイメージがしやすい】
物理教室では、解説で図解がふんだんに用いられています。そのため、視覚的に問題をイメージしやすく、物理の原理原則が直感的に理解することができます。
これら2点から分かるように、物理教室は問題を解く上で重要な「状況をイメージする力」「応用力」を培ってくれます。偏差値65を目指す受験生の皆さんには必須といえる1冊です!
3. 化学対策にオススメな参考書:化学重要問題集
最後に、化学対策におすすめの参考書「化学重要問題集」です。
この参考書は、基礎〜標準レベルのA問題と発展的なB問題に分かれていて、ほぼ全ての化学の入試問題のパターンを対策することができます。共通テストから、医学部のような難関大学の二次・個別試験まで、あらゆる入試の対策に重宝する1冊です。
ただし、実際に取り組む前に注意してほしい点が2点あります。
- 教科書レベルの学力を付けてから始めること
- 解説でよく理解できない点は他の参考書を使って調べること
化学重要問題集は、問題の網羅性は高いものの、基礎知識や解答の解説が事細かに記されているわけではありません。
そのため「教科書レベルの知識は最低限身につけた上で、講義型の参考書と併用しながら演習する」と、より効果的に学習を進めることができます。
化学重要問題集を始める前にこの2点だけは守るようにしてください!
また、これら3つの参考書のより詳しい使い方は以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
偏差値65からさらに上へ!偏差値70以上の人との差はどこにある?
ここまで、偏差値65に達するための勉強法について紹介してきました。
では、偏差値65からさらに上、偏差値70以上に到達するにはどうしたらよいのでしょうか?
偏差値70となると、言うまでもなく超最優秀層であり、上位約2.3%に相当します。全国の受験生の中で上位2%に入るためには、単純な勉強量だけでなく、どれだけ学習の質を高められるかも重要です。
偏差値70以上の人と、それ以下の受験生の決定的な違いは何なのか、考えてみましょう。
偏差値65と70の違いはズバリ「突き詰める力」
偏差値65と偏差値70の人との決定的な違い、それは「突き詰める力」にあります。
今回は3つに絞って見ていきましょう。
- 一つの参考書や問題集を極める
- 何時間かけてでも応用問題をじっくり解く
- 量を確保した上で、勉強の質を追求する
【一つの参考書や問題集を極める】
まず、偏差値70の人は何冊もの問題集に手を出すのではなく、1冊の参考書や問題集に何度も取り組み、極める人が多いです。
1冊の教材を隅々まで突き詰めて勉強するのは、言葉では簡単そうです。しかし、これを実際にできる人はなかなかいません。
7割程度理解したと思ったら途中でその参考書をやめてしまったり、2周目・3周目と復習をせず次の教材に手を出してしまったりする人が大半です。
教材によって多少の差異はありますが、どの本にも、その科目のエッセンスとなる基礎知識は必ず掲載されています。そして、思考力・応用力をつける発展的な内容も収録されています。
偏差値70を取る人は、それら全てを自分のものにするまで、1冊の教材にじっくり向き合っているのです。
【何時間かけてでも応用問題をじっくり解く】
偏差値70以上の人は、応用問題を解くことに非常に多くの時間を費やしています。
しかしそれは、決して何百個もの応用問題に手を出しているわけではありません。一問一問にじっくり時間をかけて向き合っているのです。
当然ながら、応用問題を解くためには、基礎的な学力がしっかりと身についていなければいけません。しかし、それは言い換えれば、応用問題は多くの基礎問題が1つに集約されている問題ということです。
偏差値70以上の人たちは、ただ応用問題を解くだけでなく、
- この応用問題はどの分野の基礎知識が集約されているのか
- 自分の知っている基礎問題の解法は、どこで使うことができるのか
など、応用問題をとにかく深掘りしています。
そして、たとえそれに1日を費やそうとも、一つの問題にじっくり向き合い、自力で完全な解答を作れるまで勉強します。
一見すると効率が悪く思えるかもしれません。しかし先述のとおり「応用問題はたくさんの基礎知識の集約」です。
少量でも、基礎問題だけでは気づけない視点や学びを得ることができます。それを分かっているからこそ、偏差値70を超える人たちは、応用問題に多くの時間を捧げるのです。
ただし、基礎知識がままならないうちから、応用問題にばかり手を出すのはご法度。 あくまで基本〜標準的な内容を押さえた前提で、さらに理解を深めるために応用問題に取り組むようにしましょう。
【量を確保した上で、勉強の質を追求する】
そして最後は「勉強の量だけでなく質も追求する」ということです。
偏差値70を超えたいのなら、勉強量をこなすのは当然のことです。量を確保した上で、「どうすれば時間あたりの学習効果が最大化するか」を追い求めなければなりません。
問題の答え合わせ1つをとっても、
- ただ解答を見て解き直すだけでなく、解法の要点をまとめる
- どこでどのように間違えたのか、どう考えればよかったのかメモに起こす
などで、より効果的に復習することができますよね。このように「限りある時間の中で、いかに実りある勉強ができるか」を、偏差値70以上の人は突き詰めているのです。
また、偏差値65付近の人たちが、より上の学力を目指す際に陥りやすい失敗例として「自己流の勉強に固執して伸び悩んでしまう」というのがあります。
詳しくは以下の記事で解説しているので、ドキッとした人は必ず読んで、今後の勉強の参考にしてみてください。
まとめ
本記事では、主に以下について解説してきました。
- 偏差値65は上位何%の学力レベルなのか?
- 偏差値65だと、具体的にどんな大学の合格を狙えるのか?
- 各主要模試における偏差値65のレベル感
- 偏差値65に達するための勉強法
- 偏差値65からさらに上を目指す勉強法
本記事が、皆さんの進路決定や受験勉強の指針になれば幸いです。
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それでは、また次の受験コラムでお会いしましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!