国際医療福祉大学医学部 一般前期 対策

国際医療福祉大学医学部「一般前期」の対策・勉強法を現役医学生が解説!

こんにちは、医学部専門予備校の医進会です。

千葉・成田に医学部を構え、国際性を前面に打ち出す国際医療福祉大学医学部医学科。

2017年に開設された比較的新しい医学部ですが、授業の多くを英語で行うなど独自の教育で人気を集め、一般前期には毎年3,000名規模の受験生が集まります。

本記事では、国際医療福祉大学医学部「一般前期」の入試制度と出題傾向をもとに、合格へ直結する対策・勉強法を科目別に解説します。

最新の2027年度(令和9年度)入試情報と、直近の出題内容を整理しました。 

合格の鍵は、配点の大きい英語を軸に、全問マークシート方式の学力試験を時間内に正確に解き切る力です。

本記事を読めば、限られた時間で何を優先すべきかが見えてくるはずです。

それでは、合格のポイントから順に見ていきましょう!

情報提供者:滋賀医科大学在籍(2021年度 一般前期合格)

この記事を書いた人

医進会

医学部受験に特化したオンライン個別指導塾。
講師は全員が、現役の医学部医学科生。コラムでは、そんな講師陣の知識や経験を発信しています。

国際医療福祉大学医学部医学科「一般前期」合格のポイント

  • 一次は英語・数学・理科2科目+小論文の計600点、全問マークシート方式
  • 最大の特徴は英語の比重。配点200点で合否を大きく左右
  • 数学・理科は標準〜やや難だが、問題数が多く時間勝負。正確さとスピード重視
  • 小論文は一次で実施するが、判定は二次で使用(60分・600字以内)
  • 二次は個人面接(約30分×2回)。希望者には英語面接もあり、国際性・適性を重視

国際医療福祉大学医学部「一般前期」の日程・募集人数・入試科目おさらい

日程(2027年度) 出願期間:2026年12月21日〜2027年1月7日(インターネット出願)

第1次選考(学力試験+小論文):2027年1月25日/一次合格発表:1月下旬(詳細は最新要項で確認)

第2次選考(面接):2027年2月1日〜6日のうち大学指定の1日/最終合格発表:2月12日

入学手続締切:2月18日

試験地:一次=成田(千葉)・東京・大阪・福岡/二次=東京赤坂・成田 

募集人員 一般選抜:95名(2026年度の105名から変更。入学定員140名。共通テスト利用選抜15名、留学生特別選抜20名、帰国生等若干名は別枠)

一般選抜に大学独自の地域枠定員はなし(全て一般枠扱い) 

試験内容 第1次:学力試験3教科(英語・数学・理科2科目)+小論文

第2次:個人面接(約30分×2回・希望者は一部英語面接)

第1次の科目と配点 英語 200点(80分・全問マーク)

数学 200点(80分・全問マーク)

理科〈物理・化学・生物から2科目〉200点(各100点・2科目で120分・全問マーク)

小論文 60分・600字以内(段階評価/二次選考の判定に使用)

学力試験 計600点満点

第2次の科目と配点 個人面接(段階評価)

※面接の配点は非公表。第1次の筆記+小論文+面接+出願書類で総合判定

※参照元:2027年度 医学部医学科 学生募集要項(国際医療福祉大学)

国際医療福祉大学は私立大学で、一般選抜(大学独自試験)と大学入学共通テスト利用選抜を別枠で実施します。

出題範囲は、英語が英語コミュニケーションⅠ〜Ⅲ・論理・表現Ⅰ〜Ⅲ、数学が数Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列、統計的な推測)・C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)、理科は物理・化学・生物それぞれ基礎を含む全範囲です。

理科の2科目選択は試験当日に決められます(出願時の指定は不要)。

※参照元:一般選抜 試験科目・配点(国際医療福祉大学)

合否は第1次の学力試験を中心に、小論文・面接・出願書類を加えて総合的に判定されます。

英語・数学が各200点と配点が大きいため、特定科目に偏らず全教科をバランスよく仕上げることが重要です。

難易度の目安として、直近の一般前期の実績は次のとおりです。

年度 志願者 受験者 第1次合格者 正規合格者
2026 2,802 2,701 649 310
2025 2,972 2,879 640 310
2024 3,249 3,161 643 324

志願者数は緩やかな減少傾向にある一方、第1次合格者数はほぼ横ばい〜微増です。

合格最低点は公表されていませんが、正規合格者の平均得点率は2025年度で約65.3%(600点満点)と高水準で、難問よりも標準〜やや難の問題を時間内に取りこぼさない正確さとスピードが問われる入試です。

※参照元:医学部医学科 入学試験集計表(国際医療福祉大学)、国際医療福祉大学医学部 入試データ・配点(松濤舎)

【教科別に対策】国際医療福祉大学医学部「一般前期」の入試傾向から対策と勉強法を解説

英語

年度 問題構成
2026 ※2026年度は、赤本(教学社)刊行後に追記予定です。
2025 大問1:文法・語彙(空所補充)

大問2:語句整序

大問3:文法・語彙(誤り指摘)

大問4:長文読解(空所補充・同意表現・内容説明・主題)

大問5:長文読解(内容真偽・段落挿入箇所・空所補充・内容説明)

2024 大問1:文法・語彙(空所補充)

大問2:語句整序

大問3:文法・語彙(誤り指摘)

大問4:長文読解(空所補充・同意表現・内容説明・主題)

大問5:長文読解(内容真偽・段落挿入箇所・空所補充・内容説明)

2023 ※赤本などで要確認

大問1:文法・語彙

大問2:語句整序

大問3:長文

大問4:長文

大問5:長文

2022 大問1:文法・語彙(四択:語彙・語法・文法)

大問2:語句整序

大問3:長文(モルヒネの鎮痛利用)+誤文選択

大問4:長文(鎌状赤血球症の遺伝子治療)

大問5:長文(河川の自然保護/空所補充・段落挿入・内容一致)

※参照元:教学社『大学赤本シリーズ 国際医療福祉大学(医学部)、京都医塾 2022年度 英語 過去問対策 

試験時間80分・200点。

大問5題で、文法・語彙(空所補充・誤り指摘)と語句整序、長文読解2題という構成が安定しています。

全問マークシート方式で、長文は総語数2,000語超とボリュームがあり、医療・生命科学・倫理・国際保健などのテーマが頻出です。

1.配点に気をつけましょう

国際医療福祉大の英語は配点200点と、数学や理科1科目と比べても比重が大きく、合否を左右する最重要科目です。

まずは「英語で点を稼ぐ」という意識を持ち、学習時間の配分でも英語を中心に据えるのがおすすめです。

2.文法・語法を抑えましょう

前半の文法・語法(仮定法・関係詞・準動詞・比較など)は、標準的な文法問題集を一冊やり込み、誤り指摘や語句整序まで含めて「どの形式で問われても対応できる」状態にしておきましょう。

ここが安定すると得点が一気に読めるようになります。

3.日頃から長文を読む練習をしておきましょう

長文は分量が多いので、日頃から医療・社会系の英文に触れ、背景知識と語彙を増やしておくと読むスピードが上がります。

私自身は、読んだ長文で出会った知らない語や語法をノートにためていく地道なやり方で語彙を補強しました。

4.消去法の練習もしておきましょう

全問マーク式で記述のような部分点はありません。

だからこそ、内容真偽・同意表現・段落挿入といった設問で、選択肢を根拠をもって絞り込む「解答の精度」がそのまま得点になります。

過去問で設問形式に慣れ、消去法の判断を速くしておきましょう。

5.時間配分に気を付けましょう

80分で大問5題はかなりタイトです。

文法・整序を手早く終えて長文に時間を残すという時間配分を、過去問演習の段階で固定しておくと、本番で最後まで解き切れます。

数学

年度 問題構成
2026 ※2026年度は、赤本(教学社)刊行後に追記予定です。
2025 大問1:小問集合(式の値・最大公約数・対数不等式・ベクトルの大きさ・曲線の接線)

大問2:微分積分(2接線の接点を結ぶ線分の中点が描く軌跡で囲まれた図形の面積)

大問3:確率(正六角形の辺上を動く点Pが特定の頂点にある確率)

大問4:微分積分(定積分で表された関数の最小値と、その関数の定積分)

2024 大問1:小問集合(図形と計量・場合の数・恒等式・数列の和と極限)

大問2:整数の性質(ガウス記号で表された関数の値を満たすnの最大・最小)

大問3:ベクトル(四面体における点Pの位置と存在領域の面積比)

大問4:微分積分(関数の極大値・接線のy切片の最大値・面積・回転体の体積)

2023 大問1:小問集合(2次関数の平行・対称移動/整数〈記数法〉/三角不等式/ベクトル・空間図形)

大問2:確率(球を用いた確率・条件つき確率)

大問3:複素数平面(偏角・垂直二等分線・軌跡・最大最小)

大問4:微分積分(媒介変数・定積分・面積・回転体の体積)

2022 大問1:小問集合(図形の計量/高次方程式と対称式/常用対数/2次曲線と図形と方程式)

大問2:整数

大問3:数列

大問4:空間座標と体積

※参照元:教学社『大学赤本シリーズ 国際医療福祉大学(医学部)

試験時間80分・200点。

大問4題・全問マークシート方式で、大問1が小問集合、大問2以降が誘導付きの長問という構成が基本です。

難問は多くないものの問題数が多く、微分積分・確率・整数・ベクトル・複素数平面などから幅広く出題されます。

1.まずは標準問題を速く・正確に 

国際医療福祉大の数学は難問こそ少ないものの、問題数が多く処理速度がそのまま得点に直結します。

まずは標準レベルの典型問題を、「速く・正確に」解ける状態まで仕上げることが土台になります。

2.大問1の小問集合を取りこぼさない 

大問1の小問集合は確実な得点源です。

式の値・最大公約数・対数・ベクトル・図形と計量など数Ⅰ〜Ⅲの全分野から出題されるので、苦手分野を残さず、教科書〜標準レベルの計算を取りこぼさないことが大切です。

3.頻出の微分積分を得点源にする 

大問2以降では微分積分(面積・回転体の体積・定積分で表された関数など)が頻出です。

過去問を分野ごとに年度別に解いて、誘導の流れと典型処理を体に入れておくと、初見の長問でも手がかりをつかめます。

4.マーク式こそ最後まで合わせ切る 

マーク式は途中過程で部分点がつかないぶん、最後の数値まで合わせ切る正確さが求められます。

私は計算ミスを減らすために途中式を丁寧に書き、マークのずれにも注意して見直す習慣をつけていました。

5.取れる問題を確実に拾う 

全体としては、「取れる問題を確実に拾う」ことが何より重要です。

難しい設問に時間を使いすぎず、解ける問題から手をつける時間配分を、本番前の演習で固めておくと安定します。

物理

年度 問題構成
2026 ※2026年度は、赤本(教学社)刊行後に追記予定です。
2025 大問1:小問集合(等速円運動・電球の消費電力・レンズ・断熱膨張と自由膨張・トリチウムの性質)

大問2:力学(三角台とその上に置かれた小物体の運動)

大問3:電磁気(コイルの自己誘導と相互誘導)

大問4:熱力学(理想気体の熱サイクル)

大問5:波動(CDによる光の干渉)

2024 大問1:小問集合(剛体のつり合い・点電荷による電場と電位・弦の固有振動・金属球の比熱・水素原子の発光スペクトル)

大問2:力学(リング状の枠内での繰り返し衝突)

大問3:電磁気(磁場中を運動する導体棒)

大問4:波動(屈折の法則・全反射・逃げ水の原理)

大問5:熱力学(シリンダー内の理想気体の等温変化と断熱変化)

2023 大問1:小問集合(剛体棒のつり合い・帯電した金属球のつり合い・気柱の共鳴・熱の基礎・原子と放射線の基礎)

大問2:力学(ばねにつながれた小球の単振動/連成振動)

大問3:電磁気(時間変化する磁場中の小球の円運動・誘導電場)

大問4:波動(透明板・凸レンズを通した点光源がつくる像)

大問5:熱力学(シリンダー内の気体の状態変化)

2022 大問1:小問集合(3物体の完全非弾性衝突・手回し発電機・凸レンズの像・位置エネルギーから熱への変換・光電効果)

大問2:力学(水平面内での等速円運動)

大問3:電磁気(非一様磁場中を運動するコイル)

大問4:波動(2〜4スリットによるヤングの実験)

大問5:熱力学(水中に沈めた容器内の気体の状態変化)

※参照元:教学社『大学赤本シリーズ 国際医療福祉大学(医学部)

理科2科目で120分・各100点。

物理は大問5題・全問マークシート方式で、大問1の小問集合で全分野が問われ、大問2以降で力学・電磁気・波動・熱力学が出題されます。

原子分野まで含め、全範囲からバランスよく出るのが特徴です。

1.全分野に穴を作らない 

物理は、実質60分前後で大問5題です。

大問1の小問集合で全分野が問われるため、力学・電磁気・波動・熱力学・原子のどれにも穴を作らないことが、まず大前提になります。

2.典型テーマは完答レベルまで 

大問2以降は本格的な問題が出ます。

三角台上の物体の運動、コイルの自己誘導・相互誘導、理想気体の熱サイクル、光の干渉など、典型的なテーマを標準的な問題集で完答できるところまで仕上げておきましょう。

3.立式から数値まで正確に通す 

マーク式なので計算結果が選択肢と合うかで確認できる反面、過程の部分点はありません。

だからこそ、立式から数値計算までを正確に通し切る練習が重要です。

4.原子まで含め教科書知識を全範囲で 

レンズや光の干渉、トリチウムなど原子分野まで幅広く出るので、教科書レベルの知識を全範囲で固めておくと、初見の設定でも落ち着いて対応できます。

5.得意分野から解く時間配分を 

60分で5題は時間が厳しいので、得意な分野から確実に得点し、詰まった問題は後回しにするという時間配分を、過去問で頭に入れておくと安心です。

化学

年度 問題構成
2026 ※2026年度は、赤本(教学社)刊行後に追記予定です。
2025 大問1:小問集合〈計8問〉(分子間力・溶解度・式量・気体の溶解度・硫酸・化学平衡・芳香族化合物の分離・油脂と脂肪酸)

大問2:理論(シュウ酸の反応・シュウ酸カルシウムの加熱と式量変化)

大問3:無機(アンモニアソーダ法・アルミニウム・スズ)

大問4:高分子(プラスチック・機能性高分子)

2024 大問1:小問集合(同位体・触媒・ケイ素・蒸気圧・逆滴定・コロイド・平衡定数・電離平衡)

大問2:理論(電気陰性度の定義)

大問3:無機(窒素の化合物・硝酸の製法)

大問4:有機(芳香族化合物の構造決定・合成)

2023 大問1:小問集合〈8題〉(イオン半径・反応熱の定義・塩素の実験室的製法・実在気体・炭酸ナトリウムの二段階滴定・物質の保存方法・油脂の構造異性体・陽イオン交換樹脂)

大問2:理論(酢酸エチルの加水分解=反応速度と化学平衡)

大問3:無機(鉄=同位体・鉄化合物・鉄鉱石・硫酸鉄〈Ⅱ〉水和物・ステンレス鋼・トタンとブリキ)

大問4:有機(芳香族=スルファニルアミドの合成:元素分析・分離・アセチル化・ジアゾ化・カップリング)

2022 大問1:小問集合〈8題〉(2023年度と同型:イオン半径・反応熱の定義・塩素の実験室的製法・実在気体・二段階滴定・物質の保存方法・油脂の構造異性体・陽イオン交換樹脂)

大問2:理論(理想気体と実在気体の性質・気体の反応)

大問3:理論・無機(ハロゲンの酸化力/緩衝液・電離平衡・pH計算)

大問4:有機・高分子(アミノ酸とペプチド/ヘキサペプチドの配列決定)

※参照元:教学社『大学赤本シリーズ 国際医療福祉大学(医学部)

理科2科目で120分・各100点。

化学は大問4題・全問マークシート方式で、理論・無機・有機・高分子から幅広く出題されます。

大問1の小問集合で多くの分野が一気に問われ、理論計算の比重が高めです。

1.全範囲の基礎に穴を作らない 

化学は大問1の小問集合で多くの分野が一気に問われるため、まずは全範囲の基礎知識に穴がない状態をつくることが大切です。

出題範囲が広いので、苦手単元を残さないことを意識しましょう。

2.頻出の重い計算は反復で速く 

理論は、溶解度・気体の溶解度・化学平衡・電離平衡・蒸気圧・逆滴定など計算が重い分野が頻出です。

典型計算を反復して「手が勝手に動く」レベルにしておくと、マーク式でも時間に余裕が生まれます。

3.無機は「なぜ」とセットで覚える 

無機はアンモニアソーダ法・金属(アルミニウム・スズ)・窒素の化合物・硝酸の製法など、工業的製法や系統が狙われます。

反応式や生成物を「なぜそうなるか」とセットで覚えておくと、知識問題で確実に得点できます。

4.構造決定は手順を固める 

有機・高分子は芳香族化合物の構造決定、油脂・脂肪酸、プラスチック・機能性高分子まで出ます。

構造決定は元素分析→分子式→官能基→構造という手順を固め、初見の物質でも崩れないようにしておきましょう。

5.時間配分と取捨選択を過去問で 

マーク式は部分点がないため、計算の最後まで合わせ切る正確さが鍵です。

実質60分で4題と時間も厳しいので、過去問で時間配分と取捨選択を練習しておくことをおすすめします。

生物

年度 問題構成
2026 ※2026年度は、赤本(教学社)刊行後に追記予定です。
2025 大問1:代謝(酵素の構造とはたらき・植物に見られるさまざまな光合成様式)

大問2:遺伝情報(転写調節・サンガー法によるDNAの塩基配列決定)

大問3:動物と植物の反応(ヒトの眼の構造とはたらき・植物の花芽形成の仕組み)

大問4:進化・系統・生態(分子進化と系統樹・生態系における物質生産)

2024 大問1:細胞(膜タンパク質の種類とはたらき・ホルモン受容体の仕組み)

大問2:生殖と発生(被子植物の配偶子形成・両生類の胚を用いた誘導実験)

大問3:植物と動物の反応(オーキシンの性質・聴覚器官の発生の仕組み)

大問4:進化・生態(原始地球の環境と生物の誕生・個体群の分布と生命表)

2023 大問1:免疫(キラーT細胞の受容体・免疫寛容の実験考察)

大問2:発生(ウニ・カエルの発生/ショウジョウバエの形態形成〈ナノス・ハンチバック〉)

大問3:神経のはたらき/種間関係(シジミチョウ幼虫とアリの共生)

大問4:進化(霊長類の進化/Hox遺伝子群の進化)

2022 大問1:代謝・遺伝情報(異化〈呼吸・発酵〉/突然変異とスプライシング)

大問2:発生(動物の発生/ABCモデル=花の形態形成)

大問3:動物の反応(眼の構造とはたらき/視細胞・視神経細胞の数の計算)

大問4:生態・進化(生物多様性〈生態系サービス・ホットスポット・外来生物〉/離島の個体群・群集変動モデルの考察)

※参照元:教学社『大学赤本シリーズ 国際医療福祉大学(医学部)

理科2科目で120分・各100点。

生物は大問4題・全問マークシート方式で、各大問が「基礎の知識問題+応用の実験考察」という二段構えになっているのが特徴です。

代謝・遺伝・発生・反応・進化・生態と全範囲から出題され、実験考察や計算の比重が高めです。

1.知識は素早く、考察に時間を残す 

生物は、各大問が「基礎の知識+応用の考察」という二段構えです。

前半の知識問題を素早く正確に回収し、後半の考察に時間を残す配分を、過去問演習のうちに固定しておくのがおすすめです。

2.頻出分野は因果関係を生物初学者に説明できるまで 

出題範囲は、代謝・遺伝情報・発生・動物と植物の反応・進化・系統・生態と全範囲に及びます。

とくに遺伝子発現(転写調節・サンガー法など)やバイオテクノロジー、恒常性(眼・神経・内分泌)の比重が高いので、教科書を「説明できる」レベルまで理解しておきましょう。

3.考察は手順を決めて読み解く 

マーク式でも、実験考察やグラフ・データの読み取りが多く問われます。

目的・対照実験・条件・結果・因果を一つずつ整理する手順を決めておくと、長いリード文でも落ち着いて選択肢を判断できます。

4.計算は仕組みから立式する 

計算問題(分子進化・系統樹、生態系の物質生産、個体群の生命表など)も頻出です。

公式の丸暗記ではなく、仕組みから自分で立式できるようにしておくと、数値や設定が変わっても対応できます。

5.捨て分野を作らない 

全分野からまんべんなく出るため、極端な捨て分野を作らないことが大切です。

難関大の考察問題を練習材料に使い、初見のテーマでもデータから考える力を鍛えておくと、本番で差をつけられます。

面接・小論文

第2次選考は個人面接で、約30分の面接を2回(同日2枠)行う形式です。

段階評価で、第1次の筆記・小論文・出願書類とあわせて総合的に合否が判定されます。

希望者には一部を英語で行う面接もあり(出願時に希望を入力)、志望動機や将来のキャリアなどを英語で問われると聞いたことがあります。詳細は直接問い合わせてみると良いかもしれません。

頻出のテーマは、

  • 志望理由(なぜ医師か/なぜ国際医療福祉大学か)
  • 国際医療・グローバルヘルスへの関心
  • チーム医療・多職種連携、医療倫理(終末期医療など)

など

国際医療福祉大学の基本理念に「国際性を目指した大学」を掲げ、「共に生きる社会」の実現を目指す教育を行っており、英語力やコミュニケーション能力、医療人としての適性が重視される傾向があります。

医療・社会系のテーマに対する自分の考えを、日本語でも英語でも言えるように準備しておくと安心です。

小論文は第1次試験のなかで60分・600字以内で実施されますが、第1次の合否判定には使われず、第2次選考の判定に用いられます(段階評価)。

医療倫理・社会問題・国際医療・少子高齢化などの時事的テーマについて、自分の意見を論じる形式が中心です。

時間内に「主張→理由→具体例→結論」で書き切る練習を、さまざまなテーマで積んでおきましょう。

最新の扱いは受験年度の学生募集要項で必ずご確認ください。

※参照元:教学社『大学赤本シリーズ 国際医療福祉大学(医学部)、松濤舎|国際医療福祉大学 2次試験(面接・小論文)対策、医学部専門予備校プラタナス|国際医療福祉大学 面接・小論文の傾向、京都医塾|国際医療福祉大学 面接と小論文の二次試験対策(2025年度)

※面接・小論文の配点や評価基準は大学公式では非公表で、運用の詳細は予備校・受験報告に基づく部分があります。最新の募集要項でご確認ください。

まとめ

国際医療福祉大学医学部医学科の一般前期について、入試制度と、直近の出題内容、科目別の対策・勉強法をご紹介しました。

本学最大の特徴は、英語200点を含む計600点の全問マークシート方式という入試形式です。

英語で確実に得点し、数学・理科を標準〜やや難レベルで速く正確に解き切る力、そして二次の面接・小論文で国際性と医療人としての適性を示すことが、合格への鍵になります。

まずは英語を軸に、全科目をバランスよく仕上げていきましょう。

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