こんにちは、医学部専門予備校の医進会です。
関西・近畿圏で根強い人気を誇る、関西医科大学医学部医学科。
私立の単科医科大学として伝統があり、一般前期には毎年2,000名を超える受験生が集まります。
本記事では、関西医科大学医学部「一般前期」の入試制度と出題傾向をもとに、合格へ直結する対策・勉強法を科目別に解説します。
最新の令和8年度(2026年度)入試情報と、大学公式の公開過去問を整理しました。
合格の鍵は、英語・数学・理科の学力試験を時間内に正確に解き切る力です。
本記事を読めば、限られた時間で何を優先すべきかが見えてくるはずです。
それでは、合格のポイントから順に見ていきましょう!
情報提供者:滋賀医科大学在籍(2021年度 一般前期合格)

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関西医科大学医学部医学科「一般前期」合格のポイント
- 一次(英語・数学・理科2科目)計500点+二次の個人面接で合否。小論文は廃止
- 英語・数学は2025年度から各150点に増点。いっそうの高得点勝負に
- 数学はほぼ全問記述・90分・大問4題。完答より部分点を確実に
- 英語は長文2題+英作文・80分。論理把握と英作文で差がつく
- 理科は2科目・120分・各4題。計算・実験考察・医療系が多く時間勝負
関西医科大学医学部「一般前期」の日程・募集人数・入試科目おさらい
| 日程(令和8年度) | 出願期間:2025年12月10日(水)〜2026年1月15日(木)
第1次試験:2026年1月31日(土)/第1次合格発表:2月10日(火) 第2次試験(面接):2026年2月14日(土)/最終合格発表:2月20日(金) 入学手続締切:2026年3月6日(金) 会場:第1次=大阪・東京・名古屋・福岡/第2次=枚方キャンパス(本学) |
| 募集人数 | 一般前期:55名
(後期5名、共通テスト利用 前期12名・後期2名、共通テスト併用13名は別枠。大阪府枠・静岡県枠などの地域枠と研究医枠は構想中で、認可後に上乗せ募集予定=要確認) |
| 試験内容 | 第1次:学力試験3教科(英語・数学・理科2科目)
第2次:個人面接(段階評価) ※小論文は2022年度より廃止 |
| 第1次試験の科目と点数 | 英語 150点(80分)
数学 150点(90分) 理科(物理・化学・生物から2科目)200点(各100点・2科目で120分) 計500点(英語・数学は2025年度に各100→150点へ増点) |
| 第2次試験の科目と点数 | 個人面接(段階評価)
※面接時間・面接官人数は大学公式では非公表 |
関西医科大学は私立の単科医科大学で、一般前期は大学独自試験です(共通テストは共通テスト利用選抜・共通テスト併用試験で別枠利用)。
合否は第1次試験の成績に、第2次の個人面接を加えて判定されます。
英語・数学の配点増により全科目の比重が大きく、特定科目に偏らず全教科をバランスよく仕上げることが重要です。
難易度の目安として、予備校分析では第1次通過ラインはおおむね6割5分(約320/500点)とされ、合格最低点も上昇傾向です(2024年度269点・2023年度254点・2022年度250点/いずれも要満点換算確認)。
高得点勝負のため、取れる問題を確実に得点する力が問われます。
※参照元:関西医科大学前期 各科目の講評および全体統括(メビオ)
令和8年度の段階では関西医科大学は、大阪府枠・静岡県枠などの地域枠を設けています。
地域枠で修学資金の貸与を受けた場合、卒業後は臨床研修期間を含めておおむね9年間、指定地域・公的医療機関等で勤務する義務が生じ、医師不足地域や指定診療科での従事が求められます(不履行の場合は返還等)。
年限の数え方は制度により表現が異なるため、出願前に大学および各府県の最新のキャリア形成プログラム・募集要項で必ずご確認ください。
【教科別に対策】関西医科大学医学部「一般前期」の入試傾向から対策と勉強法を解説
英語
| 年度 | 問題構成 |
| 2026 | 大問1:長文読解(幸福研究と心理学の再現性)
大問2:長文読解(読書療法 bibliotherapy) 大問3:誤文訂正(約250語の英文の文法・語彙の誤り指摘) |
| 2025 | 大問1:長文読解(ネアンデルタール人とホモ・サピエンス/メタファー)
大問2:長文読解(慢性疲労症候群) 大問3:自由英作文(短期留学先への問い合わせメール・約100語) |
| 2024 | 大問1:長文読解(Z世代と「dumb phone」/デジタル機器)
大問2:長文読解(腸内細菌・健康な微生物) 大問3:グラフ英作文(日本の年齢構成1920〜2060=少子高齢化) |
| 2023 | 大問1:長文読解(外国訛りへの差別)
大問2:長文読解(レジリエンス) 大問3:意見英作文(医師の人生におけるレジリエンス・約100語) |
| 2022 | 大問1・2:長文読解
大問3:長文読解(超高齢社会・認知症とケアロボット) +英作文 |
※参照元:入試過去問題(関西医科大学・公式/問題・出題意図・解答例)
試験時間80分・150点。大問3題で、長文読解2題+英作文系1題が基本です。
長文は医療・科学・社会テーマが中心で、空所補充・同意表現・内容一致が組み込まれています。
英作文は約100語で、意見英作文・問い合わせメール・グラフ説明など年度ごとに形を変え、2026年度は誤文訂正(文法・語彙)が出題されました。
1.過去問の形式を確認しましょう
関西医科の英語は長文読解2題と英作文系1題という骨格が安定していますが、英作文は意見論述・問い合わせメール・グラフ説明・誤文訂正と、年度ごとに形を変えてきます。
まずは過去問でこの「形式の振れ幅」に一通り触れ、どの型が来ても出だしで固まらない状態をつくっておくと安心です。
過去問の英作テーマを使い、時間を計りながら100語前後を書き切る練習を繰り返すことがおすすめです。
2.過去問で出会った知らない単語はその都度覚えていくこと
長文のテーマは医療・科学・社会と幅広く、専門的な題材も出ますが、難語には注釈が添えられることが多いです。
だからこそ奇をてらった単語の暗記よりも、標準的な単語帳を1冊やり込み、読んだ長文で出会った知らない語や語法をノートに足していく地道なやり方が、結局いちばん効きます。
3.文と文のつながりを意識しよう
2025年度から英語の配点が150点に上がったぶん、長文での取りこぼしがそのまま致命傷になりかねません。
接続詞・前置詞・代名詞の指示、共通語補充といった「文と文のつながり」を意識して読み、設問の根拠となる箇所を素早く特定する読み方を、普段から習慣づけておきましょう。
4.時間配分に気を付けよう
試験時間80分は決して余裕がありません。
長文→英作文の順で時間を配分し、英作文に最低でも15〜20分は残すという時間設計を、過去問演習の段階で自分なりに固定しておくと、本番で焦らずに済みます。
5.英作文は添削してもらおう
仕上げとして、自由英作文はできるだけ先生や講師に添削してもらい、直された表現を「次から自分で使える表現」としてストックしていってください。
書きっぱなしにしないことが、短期間でも得点を安定させる近道だと感じています。
数学
| 年度 | 問題構成 |
| 2026 | 大問Ⅰ:確率
大問Ⅱ:群数列 大問Ⅲ:点の存在領域(領域の図示) 大問Ⅳ:媒介変数表示の曲線 |
| 2025 | 大問Ⅰ:極方程式と共有点の個数
大問Ⅱ:約数の個数(整数) 大問Ⅲ:確率漸化式 大問Ⅳ:空間座標の立体(積分) |
| 2024 | 大問Ⅰ:データの相関係数+複素数(1のn乗根の和)
大問Ⅱ:整数(−2進法的な記数法・2024の表現) 大問Ⅲ:複素数平面(垂直二等分線・軌跡と共有点の個数) 大問Ⅳ:平面図形(3円が接する条件・線分の長さ) |
| 2023 | 大問Ⅰ:式と計算(対称式)
大問Ⅱ:数列(漸化式) 大問Ⅲ:最大・最小 大問Ⅳ:2次曲線・積分(面積) |
| 2022 | 大問Ⅰ:確率(条件付き確率を含む装置の問題)
大問Ⅱ:分数関数(不等式・恒等式・整数値) 大問Ⅲ:微分(増減・グラフ・共有点の個数) 大問Ⅳ:三角関数・軌跡(線分の長さ・通過領域) 大問Ⅴ:空間図形・積分(円柱の体積) |
※参照元:入試過去問題(関西医科大学・公式/問題・出題意図・解答例)
試験時間90分・150点。2023年度以降は大問4題・ほぼ全問記述(2022年度は5題)。
確率・整数・数列・極限・複素数平面・空間図形・微積分などから、分野融合の総合問題が中心で、量・質ともに高く完答は困難です。
1.取れる問題をしっかり解き切る練習をしましょう
関西医科の数学は90分・大問4題(2022年度は5題)でほぼ全問が記述、量も思考量も重めです。
最初から完答を狙うのではなく、「取れる問題を確実に拾い、難しい問題では部分点を積む」という発想に切り替えることが、現実的な合格点への近道だと考えています。
2.頻出分野の対策を入念にしましょう
頻出は確率・整数・数列・複素数平面・空間図形・微分積分で、これらを組み合わせた融合問題が中心です。
分野ごとに過去問を縦に解き、誘導の「乗り方」と典型的な処理の流れを体に入れておくと、初見の融合問題でも最初の一手が見えてきます。
3.記述式の対策をしましょう
記述式なので、答えだけでなく「なぜそうなるか」を簡潔に示す力が問われます。
日頃から論理の飛躍をなくし、図示や場合分けを丁寧に書く癖をつけておくと、たとえ完答できなくても部分点が着実に積み上がります。
4.小問の最初の方での計算ミスをなくすこと
計算量が多く、序盤の小さなミスが後半まで尾を引きます。
私は見直しの時間を確保するために、解く順番(取りやすい大問から手をつける)と各大問にかける時間の上限を、あらかじめ決めて演習していました。
5.配点の重さに気を付けること
英語と同じく、数学も2025年度から150点に増点されています。
配点が大きいぶん、標準〜やや難の典型問題を「速く・正確に」処理できる状態まで仕上げることが、そのまま合否に直結します。
市販の医学部標準レベルの問題集を一冊やり込み、最後に過去問で時間感覚を合わせるのがおすすめです。
化学
| 年度 | 問題構成 |
| 2026 | 大問Ⅰ:理論(化学の諸法則・ヘスの法則=熱化学)
大問Ⅱ:無機(金属元素・遷移元素/六方最密構造) 大問Ⅲ:理論(臨床検査〈血液〉を題材にした計算) 大問Ⅳ:高分子(合成高分子/ナイロン・ビニロン) |
| 2025 | 大問Ⅰ:無機・理論(「鏡」題材/ガラス・金属・銀鏡反応)
大問Ⅱ:理論(気体の反応速度・化学平衡) 大問Ⅲ:無機(金属の性質・系統) 大問Ⅳ:有機(グルタチオン/アミノ酸・等電点・イオン交換樹脂) |
| 2024 | 大問Ⅰ:無機(陽イオン系統分析/Al3+・NH3)
大問Ⅱ:理論(状態図〈三重点・超臨界〉・気体) 大問Ⅲ:無機(硫黄/斜方硫黄・酸化還元) 大問Ⅳ:理論(電気化学/燃料電池・CO2のメタン化) |
| 2023 | 大問Ⅰ:理論(熱化学/ヘスの法則・窒素酸化物)
大問Ⅱ:無機(錯塩・亜硫酸・炭酸ナトリウム十水和物の風解) 大問Ⅲ:理論+有機(呈色反応・銅アンモニア錯イオン) 大問Ⅳ:理論・有機(気体・糖類の燃焼) |
| 2022 | 大問Ⅰ:無機(窒素・アンモニア・硝酸ハーバー・ボッシュ法・オストワルト法)
大問Ⅱ:理論+有機(電離平衡・加水分解・pH/エステルの構造決定) 大問Ⅲ:理論・無機・高分子(電気分解・ヨウ素滴定/デンプンの分子量=浸透圧) |
理科2科目で120分(化学は実質60分が目安)・各100点。大問4題構成が安定し、理論・無機・有機からバランスよく出題されます。
理論は熱化学・平衡・反応速度・状態図、無機は系統分析・金属・錯体・工業化学、有機はアミノ酸・等電点・エステル・糖類・高分子が頻出で、計算量が多く時間との勝負です。
1.バランス良く対策しましょう
化学は大問4題で、理論を軸に無機・有機がバランスよく出ます。
理論は熱化学・化学平衡・反応速度・状態図など計算が重い分野が多いので、まずは典型計算を「手が勝手に動く」レベルまで反復しておくと、本番での時間の余裕がまるで変わってきます。
2.構造決定は確実に抑えましょう
有機は構造決定がほぼ毎年登場します。
元素分析→分子式→不飽和度→官能基→構造という流れを一つの手順として固め、アミノ酸・等電点・糖類・高分子(合成繊維など)まで穴なく押さえておきましょう。
手順が身についていれば、初見の物質でも落ち着いて攻められます。
3.無機分野は根拠を持って覚えること
無機は、系統分析や金属、工業化学(製錬・電気分解など)が狙われます。
反応式・色・沈殿を単なる丸暗記にせず、「なぜそうなるのか」とセットで理解しておくと、理論と絡んだ融合問題でも崩れにくくなります。
4.時間配分に気を付けましょう
理科2科目で120分のうち、化学に割けるのは実質60分前後です。
長いリード文を読み解いて素早く立式する練習と、その場で解く問題・後回しにする問題を見極める判断を、過去問で繰り返し鍛えておくことが大切だと感じます。
5.回答形式に慣れておきましょう
解答形式は、計算過程・構造式・短い論述・グラフ作成と多彩です。
答えそのものだけでなく「書き方」にも慣れておくと、本来取れるはずの問題でのケアレスな失点を減らせます。
物理
| 年度 | 問題構成 |
| 2026 | 大問Ⅰ:力学(単振り子=単振動)
大問Ⅱ:電磁気(コンデンサー+ダイオード回路・昇圧) 大問Ⅲ:波動(光の反射・屈折) 大問Ⅳ:原子(原子核反応/アスタチン211・α線核医学) |
| 2025 | 大問Ⅰ:力学(記録タイマーによる重力加速度測定・自由落下)
大問Ⅱ:電磁気(ローレンツ力・サイクロトロン) 大問Ⅲ:波動(組織ドプラ法/ドップラー効果) 大問Ⅳ:原子(β崩壊・放射年代測定) |
| 2024 | 大問Ⅰ:力学(完全非弾性衝突+単振動)
大問Ⅱ:電磁気(ローレンツ力・磁気回路/インダクタンス) 大問Ⅲ:波動(薄膜干渉) 大問Ⅳ:熱力学(ボイルの法則) |
| 2023 | 大問Ⅰ:力学(摩擦を含む運動)
大問Ⅱ:電磁気(直流回路) 大問Ⅲ:波動(干渉) 大問Ⅳ:熱力学(気体の状態変化) |
| 2022 | 大問Ⅰ:力学(浮力による単振動・完全非弾性衝突)
大問Ⅱ:電磁気(ダイオード整流回路・交流) 大問Ⅲ:波動(平凸レンズ・ニュートンリング、視細胞と色覚) 大問Ⅳ:原子(放電管・陰極線・トムソンの比電荷・X線) |
理科2科目で120分・各100点。
物理は、大問4題構成が一貫し、力学・電磁気・波動を核に、残り1題が熱力学または原子分野で交代します。
作図・グラフ読み取りや、組織ドプラ法・α線核医学・視細胞と色覚など医療・生体に関連した応用テーマが目立ちます。
1.頻出分野を抑えましょう
物理は力学・電磁気・波動を核に、残り1題が熱力学または原子という構成が続いています。
まずはこの4分野について、標準的な問題集で典型問題を完答できるところまで仕上げることが、すべての土台になります。
2.医療や生体に関連したテーマに慣れておきましょう
関西医科らしいのは、組織ドプラ法・α線核医学・視細胞と色覚など、医療や生体に関連したテーマが応用問題として顔を出す点です。
設定は目新しくても、使う法則自体は教科書レベルなので、長い問題文を落ち着いて読み、条件を図に整理してから立式する。
この手順を習慣にしておきましょう。
3.普段からグラフを書く練習をしましょう
作図やグラフを描かせる問題、グラフを読み取らせる問題が毎年のように出ます。
軸の取り方やグラフの概形、量どうしの対応関係を自分の手で描く練習を、過去問で重ねておくと差がつきます。
4.小問の最初の方での計算ミスを減らしましょう
衝突+単振動、電磁気+回路といった複合テーマが多く、前半の設問の結果を後半で使う「連鎖構造」になりがちです。
だからこそ序盤の計算を一つずつ丁寧に進めることが、最終的な得点を大きく左右します。
5.時間配分に気をつけましょう
理科2科目で120分と時間が厳しいので、
- 得意な分野から確実に得点し、
- 難所は思い切って後回しにする
という時間配分を、本番前の過去問演習で固めておくと安定します。
生物
| 年度 | 問題構成 |
| 2026 | 大問Ⅰ:基礎知識(多分野・生態系等)
大問Ⅱ:発生・遺伝(ショウジョウバエの発生制御) 大問Ⅲ:体内環境(ヒトの腎臓/ろ過・尿生成・計算) 大問Ⅳ:動物の反応(ニューロン・神経回路/伝導速度) |
| 2025 | 大問Ⅰ:基礎知識(細胞・代謝等)
大問Ⅱ:生殖・遺伝(被子植物の重複受精・自家不和合性) 大問Ⅲ:発生(形成体・誘導) 大問Ⅳ:細胞(細胞周期・細胞分裂・染色体) |
| 2024 | 大問Ⅰ:小問集合(基礎知識:免疫・細胞小器官・配偶子形成・生態)
遺伝(昆虫のまゆの色・斑紋=連鎖・組換え価の計算) (ほか実験考察を含む大問構成) |
| 2023 | 大問Ⅰ:生態系・基礎知識(ATP・キーストーン種・菌根菌)
大問Ⅱ:動物の反応(神経・アセチルコリン) 大問Ⅲ:遺伝子発現(ラクトースオペロン) 大問Ⅳ:遺伝(計算) |
| 2022 | 大問Ⅰ:小問集合(基礎知識:膜電位・自律神経・物質構成)
大問Ⅱ:生殖・遺伝(被子植物の重複受精・配偶子形成+連鎖遺伝) 大問Ⅲ:分子生物(DNA複製=メセルソン・スタール、密度勾配遠心) 大問Ⅳ:体内環境(心臓の構造・拍動調節・刺激伝導系) |
理科2科目で120分・各100点。
生物は大問3〜4題構成で、小問集合の細かい知識に加え、実験考察・計算・グラフ読み取りが中心です。
遺伝・発生・遺伝子発現、体内環境(腎臓・神経・心臓)、生態など医学に関連した分野が幅広く出題され、難易度は標準〜難です。
1.時間配分に気をつけましょう
生物は、小問集合の知識問題に加えて、実験考察・計算・グラフ読み取りが得点を大きく左右します。
知識問題はできるだけ短時間で正確に回収し、考察問題にしっかり時間を残すという配分を、過去問演習のうちに固定しておくのがおすすめです。
2.頻出分野を抑えましょう
頻出は遺伝・発生・遺伝子発現(オペロンなど)、体内環境(腎臓・神経・心臓)、生態系といった、医学に近い分野です。
教科書や資料集の内容を「人に説明できる」レベルまで理解しておくと、初見の題材が出ても自分の言葉で対応できます。
3.過去問では全ての選択肢の正誤を見直しておきましょう
「正しいものをすべて選べ」という形式が多く、知識のひとつの曖昧さがそのまま失点につながります。
なんとなく覚えている状態を残さず、選択肢を一つずつ根拠をもって判断できるところまで仕上げておきましょう。
4.計算問題の練習もしましょう
計算問題(遺伝の組換え価、腎臓のろ過量・尿生成、神経の伝導速度など)も頻出です。
公式の丸暗記ではなく、仕組みから自分で立式できるようにしておくと、数値や設定が変わっても崩れません。
5.実験考察の問題は普段から考え方を整理しておきましょう
実験考察は、目的・対照実験・条件・結果・因果を一つずつ整理する手順をあらかじめ決めておくと、長いリード文やグラフのデータも落ち着いて読み解けます。
難関国公立大学の考察問題を練習材料に使うのも有効だと感じています。
面接・小論文
第2次試験は個人面接で、段階評価により合否に影響します(調査書とあわせ「主体的に学習に取り組む態度」「医師としての資質・適性」を評価)。
大学公式は、面接の時間・面接官人数を公表していませんが、予備校情報では受験生1名に対し面接官3名・10〜20分程度(面接を2回行う場合あり)とされています。
頻出のテーマは、
- 志望理由(なぜ医師か/なぜ関西医科大学か)
- 建学の精神「慈仁心鏡」の意味
- 医療倫理(終末期医療・患者対応など)
- 医療とAI
といった話題です。
近年は文章(資料)を渡され、その内容について意見を述べさせる形式も見られるため、医療・社会系テーマへの自分の考えを準備しておくと安定します。
なお、小論文は2023年度入試より廃止され(2022年度までは実施)、現在の一般前期では課されません。
※面接の運用(時間・人数・評価基準)は大学公式では非公表で、予備校・受験報告に基づく暫定情報です。最新の募集要項・説明会でご確認ください。
※参照元:入試過去問題(関西医科大学・公式/問題・解答例)、医学部専門予備校プラタナス|関西医科大学 面接・小論文の傾向 、京都医塾|関西医科大学 面接と小論文の二次試験対策
まとめ
関西医科大学医学部医学科の一般前期について、入試制度と、大学公式の公開過去問から確認した各年度の出題内容、対策・勉強法をご紹介しました。
一次は計500点の学力試験で、英語・数学の配点増により高得点勝負。
数学はほぼ全問記述、英語は長文2題+英作文、理科2科目は計算・実験考察・医療系テーマが多く時間との戦いです。
だからこそ、全科目をバランスよく仕上げ、取れる問題を確実に取る取捨選択を過去問で磨き、二次の面接対策も早めに始めることが、合格への近道になります。









