浜松医進会塾長/浜松医科大学医学部医学科4年
東海中学・高校学校を卒業。1年間の浪人生活を経て浜松医科大学へ入学。高校卒業時は学年最下層の成績だったが、1年間の猛勉強の末に医学部へ進学した。
こうした自身の経験をもとに、2023年に浜松医進会を立ち上げ。
こんにちは、浜松医進会の加藤寛人です。
今回は、『医学部はなぜ難しいの?国公立と私立での難易度の違いとは』というお話をしていきます!
私自身の経験だけでなく、周りの医学生たちの話も交えながら解説していくので、他では聞けないようなリアルな話をお伝えすることができると思います。
また、医学部に入るための明確な目標設定がまだ出来ていない人は、この記事で各大学の医学部の難易度を見比べて、今後の目標設定の参考にしてください!
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目次
国公立医学部と私立医学部の難しさの違い
早速ですが、医学部はなぜ難しいのでしょうか?
- 共通テストで高得点を取らないといけない
- 二次試験の難易度が高い
これらのような理由を思い浮かべる人が多いかと思います。
もちろんこれらも正しいのですが、実はさらに、大学ごとにそれぞれ違った難しさがあります。
今回はざっくり『国公立大学』と『私立大学』に分けて、医学部の難しさを解説していきます!
国公立医学部に入る難しさとは
まず始めに、国公立医学部についてです。
国公立大学の医学部を受けるにあたって分かりやすい指標を一つ出すと、どの大学を受けるにしても共通テストで8割以上というのは必須条件になってきます!
センター試験から共通テストに移行し、平均点が下がっている傾向にある今では、旧帝大でも8割なくても合格できる学部もあるくらいです。
ですから、医学部に入るには旧帝大に合格するほどの実力は最低限必要だということを頭に入れておいてください。
しかし、共通テストだけ見たら旧帝大に合格できるだけの力は必要ですが、旧帝大の2次試験もスラスラ解ける力が必要というわけではありません。
実は、国公立大学の医学部受験には他の難関大学とは異なる良い点もいくつかあって、今回は次の2つを紹介していきます!
- 推薦入試で入れる大学も多い
- 科目数が少なかったり、標準的な問題の対策だけで合格を狙える大学もある
1. 推薦入試で入れる大学も多い
先程、国公立医学部に入るための最低限の学力について少し話しました。
もしかしたら、今この記事を読んでいるあなたは、「やっぱり学力が全てなのかな…」と不安に思っているかもしれません。
しかし中には、次のように、やみくもに学力ばかりを測らずに合否を判定してくれる大学もあります。
- 学力以外の部分(部活動や学校活動など)も高く評価してくれる大学
- 一定レベルの学校の評定を取れていれば、共通テストの得点を基に推薦入試を行う
このように、本番の試験での学力だけでなく、違う面からでも合格のためのアプローチを用意している大学もいくつかあるんです!
今まで、医学部受験ではとにかく学力ばかり求められると考えていた受験生にとっては、こういった大学があるというのは選択肢の幅を広げるきっかけになるはずです。
2. 科目数が少なかったり、標準的な問題の対策だけで合格を狙える大学もある
それでは次に、科目数と問題の難易度についてです。
難関大学ともなると、全教科を満遍なく対策して試験に望む必要がありますが、国公立大医学部に関してはその限りではないんです。
中には、科目数が絞られていたり、標準的な問題ばかりが出題される大学もあります。
特に、地方の国公立大学医学部においてはこの傾向が強いです。
ですので、難関大学のような高難易度の問題が解けないという人でも、自分の得意科目に合った問題難易度や形式を基に医学部を選ぶことができます!
とはいえ、このように科目数が少なかったり基本的な問題が出題される大学なら簡単に入学できるというわけではありません。
なぜなら、このようなタイプの入試では、ケアレスミスによる些細な減点が結果に大きく影響するからです。
問題の難易度が下がれば、それだけ高得点勝負の世界になります。そのため、条件の見落としや計算ミスなどによる減点を極力無くし、確実に高得点を取ることが、国公立大の医学部受験を勝ち抜くためには必要です。
▼あわせて読みたい|高1から始める医学部対策!教科ごとの勉強方法を徹底解説
私立医学部ってなぜ難しいの?
さて、次に私立医学部について説明していきます。
もし記事を読んでいるあなたが、国公立医学部に比べて私立医学部の方が比較的簡単というイメージを持っているのだとしたら、それは大きな間違いです!
基本的には、早稲田理工や慶応などの難関私立大と同等のレベルだと認識しておいてください。
それではなぜ、私立医学部に入るのが難しいのでしょうか?
大きく次の2つの理由があります。
- 面接・小論文の重要度が高い
- 大学ごと問題の傾向が偏っていたり癖のあるものが多い
1. 面接・小論文の重要度が高い
まず1つ目は、面接・小論文の重要度が高いということです。
どうしても基礎科目の勉強に手一杯で、対策の時間を割くことができない人が多いので、元々文章を書くことが得意な人やコミュニケーション能力が高い人が受かりやすい傾向にあります。
それに、こういった力はすぐに身に付くものでもないので、時間をかけて万全な対策が取れていないと差が開きやすいんですよね…
2. 大学ごとに傾向が偏っていたり、癖のある問題が多い
2つ目は、大学ごと問題の傾向が偏っていたり癖のあるものが多いということです。
先程、国公立医学部の問題傾向についても言及しましたが、その一方で私立医学部は国公立医学部に比べて問題の形式や傾向がバラバラです。そのため、大学ごとに入念に個別試験の対策をすることが必須になってきます。
大学によっては、計算を大量にさせる問題を出題してきたり、化学の生化学の分野を多く出題してきたりと様々です。
3.入試問題の難易度だけでなく、受験や合格後の手続きにかかる費用もネックとなる
また、特に私立医学部は純粋な入試の難易度だけでなく、費用面も大きく関わってきます。
そもそもの受験料も国公立大より高額ですし、合格後も、抑えとして100万円以上の入学金を払わなければならない場合もあります。
こういった金銭的な側面もよく考慮しながら私立医学部を選ぶようにしてください。
▼あわせて読みたい|学年ビリ浪人生が1年で医学部に進学した勉強法とは
まとめ
今回のテーマは、『医学部はなぜ難しいの?』についてでした。
改めてポイントのおさらいです!
国公立医学部受験のポイントは次の4つです。
- 共通テストで8割以上を取れる学力は最低限必要(旧帝大に受かるくらいのレベル)
- 2次試験の難しさは、大学によって異なる
- 特に地方の大学では、科目数が少なかったり、標準的な問題の対策のみで合格を狙えるところもある
- ↑のような大学では、基本的な問題が多いからこそ、ケアレスミスなく確実に高得点を取れる安定感を養う必要がある
また、私立医学部受験のポイントは次の3つです。
- 面接・小論文の重要度が高い
- 大学ごと問題の傾向が偏っていたり癖のあるものが多い
- 純粋な入試難易度だけでなく、費用面も考えて受験校を決める必要がある
今回の記事で国公立医学部と私立医学部の難しさの違いがよく分かったと思うので、ここで得た情報を基に自分でも調べてみてください!
今後の進路決定の参考になれば幸いです。
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それでは、また次の受験コラムでお会いしましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!